614 名前:水先案名無い人[] 投稿日:2005/12/16(金) 01:08:08 ID:lnG56Evp0
1985年製作の『グーニーズ』。この映画の監督として招かれた巨匠、リチャード・ドナーは
最新鋭機材を使用した撮影、賑やかな子役達や若いハリウッドのスタッフ達との
共同作業を非常に楽しんだ。彼の長いキャリアの中でもこの映画の撮影は
一、二を争うほど新鮮で思い出深いものだったらしい。
しかし撮影最終日。最後のカットを撮り終わると、あれほど和気藹々と撮影をした
スタッフや出演者達は「じゃ、お疲れ様」とアッサリと家に帰ってしまった。
「最近のハリウッドはこんなにドライになってしまったのか・・・」
撮影の終わったセットに酒肴を持ち込んで、何ヶ月も苦楽を共にした仲間達と
ささやかな「お疲れパーティー」を開くという「古き良き映画界の慣習」を知る彼は
変わり身の早い若い世代のスタッフ達に失望しながら、ハリウッドを後にして
妻の待つハワイの別荘へ寂しく引き上げた。
しかし別荘で彼を待ち受けていたものは、大きなケーキと別荘に入りきれないほどの
スタッフや出演者達。「ハッピー・バースデー、ミスター・ドナー!!」
折しもその日はリチャード・ドナーの誕生日。「どうせならその日に」という事で
製作総指揮のスピルバーグがポケットマネーでスタッフや出演者達をハワイに招き
ドナー夫人の了解のもとに盛大なサプライズ・パーティーを企画していたのだった。
撮影最終日の彼らの素っ気なさは、全てスピルバーグの「演出」だったわけ。
この演出に巨匠は嬉し涙を滲ませながら感激したとか。
まるで1954製作の「ホワイト・クリスマス」のエピソードのような本当の話。
コメント一覧
どうして俺には友達いないんだろうと
CGなんて無かった時代だから、ほとんど実際にセット組んで撮影してて、テーマパークみたいだったそうだ。
主演の子役達は、ほんとに楽しかったろうし役にも自然に入れただろうな。
それを思うと、たとえばハリーポッターとか見てると実際は味気ないセットで撮ってるんだろうな・・・とか思っちゃう。
大人の俳優はともかく、子役たちが何も無いところでマセた演技してるのを思うと、微妙な気分になるな。。
グダグダの音声解説聞いてゲンナリ。
映画はつまらなかったと思う。
でも※2のコメントを読んで
機会があったら見返してみようと思った
初めて知ったから嬉しかった。
あの映画は、海賊船を発見した子供達の顔を真に迫る表情を撮りたくて、本当に海賊船を子供達に見せなかった。
カメラを回す時に初めて子供達は海賊船を見れた。予想以上で感動したと聞いた。そのままの表情が撮れていていいシーンだと思う。
でオチが読めたけど。
ハリポタは実際にあんな豪華な造りのイギリスの大学を撮影に使ってるぞ。
メイキング見たらいかにすごいセットかわかる。
全然味気なくないぞ。