177 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/09/26(金) 23:12:36 ID:tfyYMlnq
じゃあ福島正則、と言うか、福島家ちょっといい話家康が大御所の頃
福島家の重臣たちが一同に、家康にお目見えすると言う事があった。
勇猛で鳴る福島家、どのような豪傑が来るのかと、家康に仕える小姓たちは噂しあった。
ところが現れたのは、皆年齢以上に齢を取り、そしてある者は足を引きずり、ある者は片目がなく、
ある者は口が裂け、およそ五体満足なものが一人もいない、みすぼらしい人々であった。
謁見が終わり彼らが退出すると、小姓たちは我慢に耐えられなくなったように笑い出した。
「なんだあの満足に戦えそうもない年寄り達は。あれが福島家の重臣か?」
それを聞いた家康は、激怒した
「お前たちは本当に情けない者達だ。勇者を外見でしか判断できないのか!?
あの者達がいかに戦国乱世を戦ってきて、福島に名をなさしめたか、その偉業を成し遂げた才能を、
あの姿に見る事が、出来ないのか!?」
小姓たちは、言葉も無かったと言う。
後日、福島家が改易された時の事、
福島家の広島城退城は、城明け渡しの作法があまりに完璧だったので、天下の評判になった。
そのため、福島家の家臣たちは、諸大名から「あの家の家臣なら」と、引く手あまたで引き取られた。
退城を指揮した主席家老の福島丹波は、旧家臣達の再就職を全て世話し、それが終わると自分は
どこにも仕える事無く、人知れず隠棲し、主家に殉じた。
家康に謁見した折、足を引きずっていた男である。
コメント一覧
クローズとかの漫画の不良達が糞に思える。
口が裂けるって、どんなことがあったんだろう……
山内一豊も小身の頃顔面に矢を食らってしまい、従者に引き抜いて貰ったそうだ。
顔のさらされてる面積って割りと大きいから、接近戦・乱戦になると更に増えるらしい。
面頬つけられる身代じゃなかった頃の傷ってこともあるだろうしね。
何故下っ端の連中は上司、主君の前で品のない中傷をしているんだろう
普段は注意しないのかな
岩本虎眼に跡取りについて助言した時にやられたんだよ
隣の国とか見れば案外喜ぶ上司もいるんじゃない?