526 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/21(日) 16:48:55 ID:SEFG7cel
流れは装備の話か木村常陸介重茲の大名行列が領国の越前府中から、京へ向かっていた時のこと。
行列に加わっていた鉄砲奉行の槍が、道端の松の枝に引っかかり、槍の鞘が外れて
抜き身になってしまった。槍の先はサビが浮いていた。
「プッ」「何あれ・・・」「あれでも武士かね・・・」「いざという時どうすんの・・・」 ヒソヒソ・・・
これを聞きつけた常陸介、かの鉄砲奉行を呼びつけ、さんざん叱りつけた。
「侍たる者が、何たる不心得か!恥ずかしくないのか?!我が愛槍を見よ!!」
常陸介、自分の槍を取り寄せ、抜き放った。
赤い。 一面サビだらけで、真っ赤になっていた。
「ヲイヲイ・・・」「え?ネタ?・・・」「どうすんだコレ・・・」 ざわ・・・ざわ・・・・・・
コホン。
「分かったか? ふだん槍を使う必要のない大名の槍がサビていて、この騒ぎだ。
仕える身のおまえたちは、なお油断してはならぬ。以後、注意して槍を手入れせよ。」
そう言って、足早に立ち去った。 (武辺咄聞書)
コメント一覧
錆
さぶ
こいつをどう思う?
早く鞘から抜いてくれよ
ちょっと調べてみたけど、この常陸介さんが越前府中(現在の福井県)をもらってから亡くなるまで12年
時代は安土桃山後期の秀吉の権勢真っ盛りの頃のようですね
「花の慶次」の時代と言えばイメージが掴めますでしょうか
確かに小牧長久手以降は大戦乱は落ち着いていたようですが小規模な戦はしょっちゅうだったでしょう
唐入りや天草平定にも参加していたようですから長く戦をしてないということはないようです
件の奉行も鉄砲奉行ということなので単に使ってなかっただけみたいですね
戦わない者にはわからんのですよ
軍備を怠って戦争を招くのは善政とは言えないって孫子が
「分かったか? ふだん槍を使う必要のない大名の槍がサビていて、この騒ぎだ。
仕える身のおまえたちは、なお油断してはならぬ。以後、注意して槍を手入れせよ。」
そう言って、懐から何かを取り出した。
「そこでお勧めなのがこの強力錆落とし、ハイパーサビキラー、もうみんな知ってるよねぇ!」(以下略)
現代の会社とかでもそう。
真面目な奴でも狡い奴でもなく、こういう奴。
危険や抜けている所を指摘して対策案などを出す人を嘲笑して無視し、みすみす禍を招くのはよくある事だね
底抜けの痴呆、欠陥品ばかりで今日も気分悪い
日本の場合は戦は民の収入源でもあったので戦できない大名の方が迷惑だと思われたでしょうな