373:べっ甲飴 1/3:2013/03/13(水) 03:18:05.72 ID:Mba0u6UI0
私がまだ小さかった時に体験した実話。ある夏に近所の神社の縁日でたくさんの屋台が出ており、
そこで『べっ甲飴』の屋台が出ていました。
飴は小さくてまるい物という認識しかなかった私は、
色付きガラスの様なべっ甲飴とむせ返る様な飴の甘い匂いにわくわくしました。
一緒にいた両親は『綺麗ね』とは言うが、『虫歯になってしまう』
『こんな大きいのは食べ切れない』などの理由で買ってはくれず、
べっ甲飴にすっかり魅了された私は次の日から毎日屋台を一人で見に行っていた。
374:べっ甲飴 2/3:2013/03/13(水) 03:20:59.72 ID:Mba0u6UI0
数日続いた縁日の最終日になり、その頃には顔馴染みになっていたべっ甲飴屋のおじさんは最後に棒付きの小さいべっ甲飴を
「(食べ終わったら)歯ぁー磨けよ~」と言いながらくれ、
私は早速どこかで座って食べようと境内を見渡しながら歩き、
他のおじさんにも『これもやるよ』と砕けたべっ甲飴が詰まった袋をもらいました。
375:べっ甲飴 3/3:2013/03/13(水) 03:31:14.55 ID:Mba0u6UI0
境内の脇でもらった棒付きべっ甲飴を食べ、途中でそろそろ帰ろうとべっ甲飴屋さんの屋台の前を通り「バイバイ、飴ありがとう」の意味で手を振ると、
べっ甲飴屋のおじさんが片づけをしながら『もう食ってるんか』と笑いながら
話しかけてきたので、私は「まだこっちもある」と砕けた飴が入っている袋を見せました。
するとおじさんはじっとその袋を見ると、こっちへよこせと手招き。
袋の中は『割れたガラスの破片』でした。
もし「砕けた飴」の方から食べ始めていたら…
今でも縁日に行ったり、屋台関連の風景を見ると思い出します。
コメント一覧
ロッチって書いてあるヤツだなww
なつかしい
子供にガラスを食わせようとするような奴は死ね
大怪我する前に気付いてくれたし
もしかしたら聖人かもしれない
ドラえもんでスネ夫がのび太に仕掛けてた。
どっちが怖いかは意見が割れるだろうけど、宮崎のほうが背筋が凍る。
よく考えたら袋いっぱいにくれるなんて不自然
てことはおじさんと報告者のこと知っててやったのかな…
一般人だとしてもガラス集めて狙ってたってことだし
よかったーーーーべっ甲飴のおじさんはいい人だったんだーーーー
もうちょっと、大きくなるでぇ。
などと適当な事を今思いついた
自分はゲームソフト貰ったことある。
別のところだと、自分を含め同じタイミングでくじを引いた3人の数字が同じだったことがある。
何の気の利いたコメントも書けないくらい怖くて頭ん中真っ白