452 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/11/03(月) 12:48:48 ID:YCB29JZU
殺伐よりも逸話を楽しもう!では、結構有名なお話ですが福島正則があるとき、その家臣である星野又右衛門と、些細な事で口論になった。
主君に対して一歩も引かない星野に、正則は激怒。ついに刀を抜き、それを見た星野は
驚いてその場から逃げ出した。怒りの収まらぬ正則も、よせばいいのに刀を抜いたまま
星野を追いかける。星野は正則に追われながら、自宅に逃げ込んだ。
「出て来い又右衛門!成敗してくれる!」
星野の家の前で、そういきりたつ正則に、星野は叫んだ
「かか様!殿様がわしを殺そうとしなさって刀を抜いてここまで追いかけていなさったぞ!」
出てきたのは、物凄い剣幕の、星野の女房であった
「殿様なにをなさるか!うちの亭主は、そなたが市松と言ったこせがれの頃から仕えてきた
忠義者ぞ!それをお手打ちになさるとは、なんと情けない大将じゃ!
と、正則に向かって、大声でわめくは泣くは。
これには正則も気勢をそがれ、手に持った刀を後ろに隠し、首をすくめながら
「ぬ、ぬしの亭主があまりに横着を申すゆえ、ちと脅かしただけじゃ。許せ許せ。」
そう言って追いかけてきた道を恥ずかしそうに、すごすごと引き返した。
(正則のばつが)悪い話。
コメント一覧
だけど威張ることなく男を立て、男に尽くし、男を盛り立て、成功に導く
それこそが女性の真の強さ
書こうと思ったら書かれてた
女房もおねの仕切りを見てたに違いない、と妄想してみる。
最初の威勢はいいけど一気に失速しちゃう人