彼女は笑うと「もっと怖い家に住んでたから」と教えてくれた
転載元:ほんのりと怖い話スレ その95
コピペ投稿者:名無しさん
投稿者ID:iAKtuX+M
コピペ投稿日時:2013/07/04 21:45
コピペ投稿日時:2013/07/04 21:45
139 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2013/07/04(木) 13:18:17.25 ID:mkZoqCEy0 [1/2]
一年前くらい被災地から引っ越してきたその彼女は、都内のアパートに住んでたその日、親しくなりたかった俺は、彼女の他の友達たちと、アパートにお邪魔することが出来てかなり嬉しかった
結構いい部屋なのに家賃が安いらしく、曰く物件?と冗談で聞いたら「五人くらい死んでる」と管理人に言われたのを教えてくれた
ヤバいんじゃ、と言ったが彼女は笑うと「もっと怖い家に住んでたから」と教えてくれた
その日、布団も人数分あるわけじゃなく、雑魚寝をする事になったが、夜中に変な音に気づいて目が覚めた
カリカリと天井から聞こえて来る
古いアパートだし鼠だろ、これが心霊現象だと思われてんのかなと思った
カリカリいう音は、天井から段々窓の方に移って行って、目で追った俺は後悔した
外の光で窓の外にいる姿が見えた
上から覗き込むような逆さまの体勢の女が、窓をカリカリかいてた
曇りガラスで良かったと思うくらいしっかり見えた
逆さまに窓に張り付いてる女がスカートかどうか、確かめられなかったが笑ってる口元が見えて本当に気持ち悪い
人間にしては重力の働き具合だとかおかしいし、大きすぎる身体に、慌てて背を向けた
少しして、カチャと窓の鍵が外れる音がして、泣きたくなるほど怖かった
誰だよ開けた奴、とか考えたけど友達は起き上がった気配なくて、自然に開いた様に聞こえた
140 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2013/07/04(木) 13:19:48.96 ID:mkZoqCEy0 [2/2]
きぬ擦れが聞こえて、近づいて来るはぁはぁという息に、こっち来るなとしか願えないでいた
「あ、駄目だ」
彼女の声がして、その途端に部屋が揺れた
俺は起き上がって一目瞭然にドアに向かったけど、他の友達も同じく裸足で外に出ていた(後で聞いたら女が見えてた)
地震かと思ったけど、外は揺れてもいない
部屋の主の彼女の姿は廊下に無くて、部屋を覗き込むと座ったまま、窓を見ていた
あの霊が怖かったけど、彼女を置いていくわけに行かないので中に入ったら、彼女は泣いてた
最初に逃げた時に置いていったからだと思って、必死に謝ったけれど違うって言われた
結局彼女は俺達を追い出して、その部屋に残った
三日後には会社も辞めて、被災地に帰った
その時にいた友達と会ったら、俺が見たのと違う話をしてくれた
女が窓をカリカリしてる時に、部屋の中にも黒い影がいたらしい
彼女の足と手をがっちり掴んでるみたいだった
女の霊が入ってきた途端にその影が女に飛び掛かったと、同時に部屋が揺れた
あの霊、食べられちゃった気がすると、友達は言っていた
部屋の主の彼女は、どうやら霊が出るってとこを探して、わざわざ入ったらしい
彼女について回ってる霊より強い霊を探していたそうだ、引き離したくて
色々怖い目にあったが、結局無理だったらしく帰る事になったそうだ
友達がオカ板で『空き家』って名前?で書いてたのが彼女だと聞いたんだが、まとめにも無くて困ってる
嘘か本当かわからないけど、気になってる
俺が体験した話より、怖かった家ってどんなだろうって
過去ログでも調べられなかった……
コメント一覧
窓系無理
ああ!窓に!窓に!
お前まじ お前なー
どさくさにまぎれて何言ってんの
???
怖い話だけじゃないか。
一目散…慌てふためいて走るさま。まっしぐら
この人はどこでそんな黒い霊に取り憑かれたのだろうか
ただその女の子は霊の家みたいなもんで味方という訳ではないらしい
確か女の子には自覚が無くて、霊稼動中は寝てた様な
あんた…スタンド(幽波紋)使いのようだな。
間違えて使い続けたら顔面沸騰して死ねるレベル