313 名前:人間七七四年[] 投稿日:2008/04/10(木) 16:58:59 ID:Y9i5op8R
井伊直孝は唐犬を飼っていたがやがて家臣にこれをあげた。直孝がその家臣の家に行くとその唐犬が直孝を見るなり大声でほえた。
父譲りの気性の持ち主だった直孝はかつての主を忘れたかと激怒し、
「あの犬はうるさいので耳を切ってしまえ!」と命じた。
そこへ岡本半介がやってきて直孝の前にはさみを差し出した。
直孝が「これはなんだ!?」というと半介は「はさみです。」と答えた。
直孝が「そんなことはわかっている。何をしようというのだ?」というと
半介は「殿が犬がうるさいから耳を切れとおっしゃるので殿の耳を切ろうと思いました。」
と答えたので、直孝は半介に免じて犬を許した。
コメント一覧
直孝の耳切ったって犬が吠えればやっぱりうるさいし
半介に免じて犬を許すのも意味わかんないし
殿様だろうが神様だろうが吠える
それが犬の可愛さ愚かしさ
「あげる」というのは、下のものから上のものに文字通り差し上げるという意味だから、
家臣にあげるということは絶対にありえない。