暇だ・・・暇すぎる・・・男たちはダレきっていた
コピペ投稿者:名無しさん
投稿者ID:de/ocA8b
コピペ投稿日時:2013/07/11 16:25
コピペ投稿日時:2013/07/11 16:25
964 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/07/04(木) 00:31:51.68 ID:???
暇だ・・・暇すぎる・・・男たちはダレきっていた。 山の向こうには世界最高の歓楽街の一つがあると言うのに、ここには何もない。
ネヴァダ砂漠南部のグルームレイク。そう、ここはエリア51
別に仕事が無いわけじゃない。時は1968年、ベトナム戦争真っ最中。
本来ならガッチリと実験のスケジュールが入ってるのだが、その「実験」のスジが悪すぎた。
イスラエルに亡命したMig21の実機を持ちこみ、その空戦性能を探らんと言う重要実験。
ついでに中東各地からちょろまかしてきたソ連製のレーダーをずらりと並べて各種データを取ろう・・・
それがソ連にばれちゃった。
当然激怒したソ連側は、最短45分と言う間隔で偵察衛星を通過させ厳重な監視体制を敷いたのだ。
これではのこのこ機材を外に引き出して実験をする時間などありゃしない。
ほとぼりが冷めるまで男たちは砂漠の真ん中で缶詰と言う事に相成ったのである。
965 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2013/07/04(木) 00:32:32.94 ID:???
思いつく限りの暇つぶしはもうやった。 クイズにギャンブル、果ては車のハンドルを握ると電気ショックが流れるいたずら・・・
せめて山向こうのラスベガスで放送してるTVが見たい、と
電子工学の専門家集団の知識と腕を総動員して宿舎の屋根にアンテナを設置したが
受信できたのは・・・何故かスペインの国際放送だけ。
いいかげん闘牛にも飽き飽きした頃、誰かが思いついた。
「どうせならロシア人に暇つぶしの相手になってもらおうぜ」
そうと決まれば話は早い、偵察衛星が通過したのを見計らって外に飛び出すと
地面に「現実にはありえない奇妙な形の飛行機」のシルエットを描く。
さらにご丁寧なことにヘアドライヤーなどを使ってその輪郭や
エンジンなどの熱源があるっぽい所を暖め、衛星の赤外線カメラに捉えさせるという念の入れ様。
・・・もっともこの「暇つぶし」にソ連側がどういう感想を持ったのかは定かではない。
ちなみにこの同時進行していた実験二つからは
・トップガンの創設
・レーダー反射波のパターンから航空機の種類を識別する基本概念
・そこからステルス技術への応用
という結構重要な成果が生み出されてたりする。
コメント一覧
いや、それはもう最初に試した。
高度な赤外線センサーは無いし、それどころか撮影した映像を
地上へ伝送することも出来なかったのだよなあ。
出来たのはフィルムカメラの撮影済みフィルムカプセルを地上で
回収するだけ。