341:名無しさん@HOME:2013/03/17(日) 14:50:07.36 0
もう随分昔のことだが、私の母が異様に食べさせたがる人だった。 品数は少ないんだが大皿に山盛のハンバーグとかソーセージとか唐揚げとか盛って、
やれ食えそれ食えたんと食えもっと食え食え食え吐くまで食え、
吐いたら吐いた分改めて食えというノリでとにかく私に食べさせた。
私が泣いて無理!もう食べられない!ごめんなさい!と謝っても、
お米には88の神様が~とか残すのはみっともない恥ずべきマナー違反とか
外国の栄養失調の子供の写真を見せて食べられるだけあなたは幸せとかいろいろ言った。
母ラブな父も同じノリで、全て母さんの言う通り、残さず食え!と
どんぶり飯を私に押しつけた。
お陰で小学校高学年にして学年1のデブ、
中学生になる頃は身長160cm、体重80kgのクリーチャーができあがっていた。
まわりの女の子達と比べても私は異様だったが両親はそれを認めず、
生活指導の先生に病気のリスクが高まるからダイエットをと言われても
うちでは病気になるようなおかしなものは食べさせていない!と聞く耳持たずだった。
私も自分の体型が恥ずかしく、ダイエットさせてほしい、お願いだから食べる量を
減らさせてと土下座して泣いて頼んだんだが、成長期の無理なダイエットは返って
体を悪くする、女の子はちょっとぽっちゃりしてるくらいが可愛い、
思春期過ぎれば自然と痩せてくるものだからとやっぱり聞く耳持ってもらえなかった。
更に1年が経ち、私は100kg近くになっていた。
342:名無しさん@HOME:2013/03/17(日) 14:50:54.59 0
日に焼けてるわけじゃないのに肌の色はドス黒く、贅肉が層になってる部分に吹き出物が絶えず、 毎日お風呂に入ってても体臭はきつくて髪もべっとりしてた。
太ももや二の腕だけでなくたぷんたぷんに肉のついた顎まわりや瞼にまで肉割れができて
本当に化け物だった。
もちろん普通のお店では服も買えず、母がどこからか調達してきた鼠色のスエットの上下とか
着て過ごしていた。
ちなみに両親は美男美女、兄と弟がいたんだが二人ともイケメンでスポーツマン、
家族の中で私だけがモンスターだった。
兄と弟はお前と一緒に歩くの恥ずかしいと言って他人の振りをするようになり、
学校では苛められるようになり、私はある日とうとう食事を残した。
そしたら両親ブチ切れ。
お百姓さんに申し訳ないと思わないのか!食え!と私に唐揚げを投げつけた。
私はテーブルの物をなぎ払っていつもいつもいつも食い切れねぇって言ってんだろクソが!
そんなに食いたきゃテメェらで食えクソババァ!クソジジィ!と泣き叫んでいた。
父親が掴みかかってきたが、体重100kgって伊達じゃないね。
力の限り体当たりしたら父の方が吹っ飛んでた。
そこからはもう毎日が修羅場。両親は相変わらず私のために米を5合炊き、
大皿山盛の揚げ物や肉料理を用意し、私は泣き叫びながらその皿をひっくり返し、
どっすんどっすん足蹴にして踏みつぶし、そこら中にある物手当たり次第二人に向かって
投げつけた。
343:名無しさん@HOME:2013/03/17(日) 14:52:01.16 0
そのうちどうやら弟が父方の祖父母に面白おかしく話して聞かせたらしく、 二人が我が家に突撃してきてくれた。
数年振りで会ったんだが(母が嫌がるので二人は基本的にうちに来ない。外で会う時は
私は病気だとか学校の用事だとか理由を付けて省かれていた)二人は私を見た途端
「お前達は子供を殺す気か!」と両親を叱りとばしてくれた。
そのまま私は祖父母に連れられて祖父母宅へ。
道中車の中で泣きながら両親兄弟の仕打ちを話し、可愛い服が着たい、他の子達みたいに
お洒落したい、可愛い小物を持ちたいのに似合わないって笑われると訴えた。
笑えることに、食事を拒否して毎晩どっすんどっすん暴れ回ったたった1週間ほどの間に、
体重は5kg近く落ちていた。
その後伯父宅へ預けられた。
そこに歳の近いお姉さんがいたんだが、彼女と同じ内容の食事を同じ量だけ摂っていたら
それだけで数ヶ月で10kg近く痩せた。
お姉さんは「私のダイエットウォーキングに付き合って」と
半引きこもり状態だった私を外に連れ出し、
あっちこっちいろいろなところに連れて行ってくれて、一緒に歩いてくれた。
気がついたら1年で20kg近く痩せていた。
344:名無しさん@HOME:2013/03/17(日) 14:53:00.57 0
それでもデブだったんだけどね、ネットでサイズの合う服を探してくれたり、 高価な化粧品を買うお金はなかったから二人で手作り化粧水作ったり、
私がどうせ似合わないから……と買うのを諦めた綺麗な色のストール買って
シェアしてくれたり、本当にいろいろしてくれた。
それからもいろいろあったんだけど、ドカ食いやその反動の絶食や痩せたりリバウンドしたりを
繰り返しながら、それでも二十歳になる頃には健康体重にまで落とせた。
今は身長160cmで55~58kgの間を行ったり来たりしている。
その間に家族とは何回か会った。
祖父母の奢りのコース料理で仲直りの顔合わせみたいな感じだったのに、
両親は単品でどんどん頼み、私のテーブルの前を皿で埋め尽くしてにこやかに晴れやかに
「さあお食べ」とやらかしてくれて、ああこの人達本当に頭がおかしいんだなと
思い知らせてくれた。
兄と弟は私でフォアグラを作ろうとしているかのような両親の様子を見て、
済まなかったと謝ってくれたが、もう20年近く会っていない。
両親とも同じ期間会っていない。
347:>>341-344:2013/03/17(日) 15:16:39.78 0
その後私の知らないところでいろいろあったらしく、兄と弟も両親とは疎遠になってるみたい。 私に実家に戻ってきて一緒に暮らしてほしいって打診があったんだけど無視してる。
ムカつくのはいまだに、私にひどいことをしたとも私を苦しめたとも思っていないところ。
美味しい物をお腹いっぱい愛するわが子に食べさせたいと思ったいじらしい親心だと信じている。
もう二度と会いたくない。葬式にも出ないつもりでいる。
349:名無しさん@HOME:2013/03/17(日) 16:38:16.65 0
壮絶だなぁ。352:名無しさん@HOME:2013/03/17(日) 17:17:44.81 0
>>347 壮絶だな…乙としか言い様がない
何かこの毒親は気味が悪いな
特に娘にだけこの食に対する仕打ち
怖い
コメント一覧
ことに喜びを感じていたんじゃないかって気がするんだけど。
家庭内に自分以外にちやほやされる女がいるのは気に入らない、
とか。
兄弟の嫁さんや彼女にも同じことしてそうだな。
そのくらいの世代の親って戦中戦後の食べたいものを食べたいだけ食べるのが至福!って価値観の人いるからな…
痩せてるのはみっともないとウエストにタオル巻きつけたり。
でも普通はここまで太ればいくらなんでも食わせちゃまずいと気づくだろうに。
太って死ぬなら罪は咎められないし
キチガイ喰いさせて苦しめてる自覚はある。
世の中いろんなキチガイがいるんだな。キチガイ殺していったら
少子化を嘆く必要もなく適正人口になるんじゃないか。
太ってる=富みの象徴でさらに体を動かすのは卑しいことって考え方
とある富豪は食事会のおりヨーロッパの高官が自分で椅子の位置をなおしたら「こんな賤民と同じ卓につけるか!」と怒って帰ってしまったとか
未成年だっただろうしまだ弁解の余地はあるだろ
幼少のころから姉だけ食わされる環境に置かれたら「何故」と疑問に持つ事すら難しい
って究極の選択を思い出した
味方になってくれる人がいなかったら、早死にしてただろうね……