現代のアーリマン

コピペ投稿者:名無しさん  投稿者ID:KEHvOyxh
コピペ投稿日時:
二人の高校生が居たんだ。名前は仮に…AくんとBくんとしようか。二人は、クラスも部活も同じの親友同士だ。
入っていた部活は”心霊について研究する会”。俗に言う、”オカルト研究会”ってやつだね。
そんな部活に入っていただけあって、二人は幽霊とか予言とか…そういう超心理的なものを信じる性分だったんだ。

ある日のこと。二人はちょっと急ぎ気味で帰宅中だった。文化祭の準備が長引いたせいで、帰りが遅くなってしまったんだね。
一応大通りを歩いていたから周囲は明るかった。だから…Aくんは”それ”を見つけてしまったのさ。
A「おい、B!あれ見ろよ!」
B「え、なになに?」
急いでいるとはいえ、突然見てみろといわれたら見てしまうのが人の性分だ。Bくんはぱっと指されたほうを見た。
そこには、『占』とだけ書かれた看板をかかげた小さな出店があった。そして、黒いフードを被った変な占い師が奥に座っていたんだ。
A「占いだってさ!行ってみようぜ!」
急いでいるというのに、Aくんはさっさと出店の方へ走っていってしまった。
B「おい!ま、待てよ!」
仕方がないからBくんも後を追ったんだ。今思えば、意地でも止めておけばよかったのにね。

占「…いらっしゃい。」
占い師は、見かけを裏切らない奴だった。お客が来たというのに顔も上げず、声もなんだか電子的な声だったんだ。
ただ、妙なことに…その声、どこかで聞いたことがある声だったそうだ。まあ、どこで聞いたかは思い出せなかったらしいけど。
A「占い、してくれるんですよね?」
Aくんは弾んだ声で聞いた。こういうのが好きだから”オカルト研究会”なんかに入ったんだ。ある意味当然なんだろうね。
だけど、話しかけられた占い師の方は、どこか遠くを見つめているようで、Aくんの声なんか耳に入ってない様子だった。
A「あの!占いやってるんじゃないんですか?」
Aくんがすこし声を荒げた。すると占い師は、唐突に口を開いたんだ。
占「7時30分・・・ちょうど…」
AくんもBくんもぽかんとしてしまった。目の前の人間が、唐突になんの脈絡もないことを言い出したんだからね。
ふとBくんは、何の気なしに腕時計を見た。時刻は7時29分。30分じゃない。まあ、そんなことはどうでもよかった。
B「おいA、帰ろうぜ。気味わりぃよ。」
A「あ、ああ…そうだな。」
どうやら占ってくれる気もなさそうだし、二人は少々拍子抜けした感じで帰ろうとしたんだ。そしたら、その瞬間…

ドン!と大きな音が響いた。二人がはっと音のしたほうを振り向くと、そこにはトラックが停車していた。
だけど、それは別に重要なことじゃない。二人はトラックの下に目を向け…息を飲んだ。
トロトロと…ゆっくり地面から染み出すように、赤い液体が流れ出ていたんだ。間違いない。血だ。
Bくんは、今度は意識的に、急いで腕時計を見た。時刻は7時30分。ちょうど10秒を回ったところだった。
B「お、おいA!」
A「!…あ、ああ!行こう!」
呼びかけられただけで何かを感じ取ったのか、Aくんもすぐに立ち去る構えを見せた。
そしたら占い師が…また口を開いたんだ。今度は、長く骨ばった人差し指を…Aくんに向けて。
占「12時…ちょうど…」

二人は急いでその場を離れた。二人とも真っ青だった。得体の知れない恐怖って奴を目の当たりにしたんだ、当然だよね。
自宅の近くに来るまで、二人とも黙ったままだった。でも、あまりにも重い空気に耐えられず、BくんはAくんに話しかけたんだ。
B「…あんまり、気にするなよ?」
さっきの占い師の話だった。「12時ちょうど。」占い師は確かにそう言った。Aくんを指差してね。
A「…ああ。」
暗い声だったけれど、Aくんは返事を返した。Bくんの家が見えてきたので、二人はそこで別れたんだ。

Aくんが家に帰ると、リビングに夕飯の用意とメモが残されていた。
 「今日は帰れません。夕飯はこれで済ませてください。母より」
Aくんは、予言されたときを一人で待つことになったわけだ。

夕飯と風呂を済ませてベッドに入ったけど、Aくんは眠れなかった。何故か目がさえてしまっていたんだ。
ふとAくんは、ベッド脇の目覚まし時計を見た。時計は9時ちょうどを指していた…あと3時間ってこと。
A(…あんなの…あんな交通事故…きっと、偶然さ。)
Aくんは自分を励まして、眠ろうと努力した。冷や汗を大量にかいていたけど、それも気にせずにね。

夜中。Aくんは異様な雰囲気を感じて目を覚ました。いつの間にか眠ってしまっていたらしい。
Aくんは慌てて時計を見た。時計は…9時ちょうどを指していた。
A「…え?」
Aくんは目を疑った。なんと時計が止まっていたのである。
異常な不安に駆られたAくんは、急いで部屋を出て、廊下にある電話を取った。
本当はリビングにある時計を見たほうが早いんだけど、気が動転していたんだろうね。彼は時報を聞こうとしたんだ。

  「プ…プ…プ…ピーン…午後…11時57分…20秒をお伝えします…」

A(あと3分!)
Aくんは思わず身を強張らせた。12時ちょうどに何が起きるのか…時報を聞きながら、Aくんは座り込んだ。
  「午後…11時58分…ちょうどをお伝えします…」
  「午後…11時58分…30秒をお伝えします…」
12時が刻一刻と迫る中、Aくんは妙なことに気がついた。
A(この声…どこかで…)
  「午後…11時59分…ちょうどをお伝えします…」
  「午後…11時59分…30秒をお伝えします…」
A(…そうだ…あいつの声…)
そう、あいつ。誰だなんて言わなくてもわかるはずだ。
  「午後…11時59分…50秒をお伝えします…」
A(あと10秒…9…8…7…6…?今、なんか音が…)
  「プ…プ…プ…ピーン…」
時報が、12時ちょうどを告げた瞬間、Aくんの後頭部に衝撃が走った。
Aくんは、悲鳴をあげる暇もなくその場に倒れ伏した。
薄れ行く意識の中、Aくんの耳に時報が流れ込んでくる。

  「……後……時………分…1…秒を…・…え…ます…」

明朝。Aくんの両親が帰ってきた。廊下に倒れているAくんを見て、二人は急いで駆け寄ったんだそうだ。
Aくんの亡骸は、頭に包丁を突き刺された凄惨なものだった。母親は気を失い、父親も呆然と立ち尽くした。
ちょうどそのとき、外れていた受話器から…唐突に、声が流れ出したらしい。

  「…死後…6時間…13分…40秒を…お伝えします…」
  ピッ。ツーツーツー…
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コメント一覧

1  名前::2013/08/08(木) 01:55:31  ID:9o+4COxN スマートフォンからの投稿
ツマンネ
40 イイ!コメント
2  名前::2013/08/08(木) 01:58:43  ID:ntgFw0n2 携帯からの投稿
Z級映画“アーリャマーン”の現代話かとオモタ
0 イイ!コメント
3  名前::2013/08/08(木) 02:03:18  ID:NcAiiV5G 携帯からの投稿
長いから飛ばしたら最後がピッ。ツーツーツーって書いてあったから怖い話だなぁって思った。
6 イイ!コメント
4  名前::2013/08/08(木) 02:15:22  ID:cY10cIO/ 携帯からの投稿
アーリマンっつうと空飛ぶ一つ眼の奴が脳裏に
5 イイ!コメント
5  名前::2013/08/08(木) 02:17:51  ID:E8HNiWyY 携帯からの投稿
帰宅してから殺されるまでのAくんの様子は誰から聞いたんだ?
4 イイ!コメント
6  名前::2013/08/08(木) 02:23:08  ID:5d2yJTJu 携帯からの投稿
アーリマンっつうとシジマのコトワリの最終兵器だろ
6 イイ!コメント
7  名前::2013/08/08(木) 04:43:08  ID:50ep7e65 携帯からの投稿
『この世全ての駄作』
3 イイ!コメント
8  名前::2013/08/08(木) 05:00:07  ID:NKJWjOu5 携帯からの投稿
頭蓋骨に包丁が刺さるのかね
7 イイ!コメント
9  名前::2013/08/08(木) 06:20:57  ID:tMc7+OYh 携帯からの投稿
怪談創作サイトにでも投稿してろ
2 イイ!コメント
10  名前::2013/08/08(木) 06:24:03  ID:WTjo1ZVv 携帯からの投稿
なんか白ける文章だな
11 イイ!コメント
11  名前::2013/08/08(木) 06:35:04  ID:BiYPOmrx スマートフォンからの投稿
夏休みだからな。
13 イイ!コメント
12  名前::2013/08/08(木) 07:09:39  ID:1+xN2b9/ 携帯からの投稿
アーリマンってあれだよね?死の宣告かけてくるやつ。

あれ、プレイグだったっけ?
1 イイ!コメント
13  名前::2013/08/08(木) 08:13:02  ID:WzpVIRd1 PCからの投稿
※1にイイが一番多く入ってる割に評価の方ではガクブルがかなり入ってるのは何故?
これも夏休みのせい?
ムカつくからイクナイ増やしといたわ
0 イイ!コメント
14  名前::2013/08/08(木) 08:48:06  ID:FidiijRv 携帯からの投稿
コメント欄と投稿の評価にずれがあるのは
よくある事だと思うが…
1 イイ!コメント
15  名前::2013/08/08(木) 09:00:08  ID:5U+2HwPt PCからの投稿
※13
・※欄開かずに評価だけする層
・評価せずに※欄をみる層
この2つが重なり合わないからだと思う。

個人的には評価するなら※欄開いてからにしたい。
例えば感心した話が※欄で実は逆の話題の改変とか判明したりとか
俺の評価返しやがれwってなることが結構あるので
5 イイ!コメント
16  名前::2013/08/08(木) 10:14:27  ID:H5gQK3IY PCからの投稿
メテオ
0 イイ!コメント
17  名前::2013/08/08(木) 13:42:46  ID:WsmnkDQR PCからの投稿
アーリマン兵衛の向陽閣へっ♪
0 イイ!コメント
18  名前::2013/08/09(金) 12:35:40  ID:K4l8zFrn 携帯からの投稿
アーリマン全く関係ないし、※欄アーリマンを知らん奴ばかりなのに驚いた
0 イイ!コメント
19  名前::2014/04/04(金) 00:09:27  ID:G1zlg4um スマートフォンからの投稿
落ちがよく分からない
12時に死ぬと言われて包丁が頭に刺さるとか
前置き長いしトラックの下りも意味不明

今のご時世時報とかw
話作るの下手過ぎるだろ
0 イイ!コメント
 

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