今でも夏になるたびに思い出す

転載元:はなろぐ
コピペ投稿者:hamくん2  投稿者ID:OUZspFAy
コピペ投稿日時:
527 :素敵な旦那様 :sage :2006/06/30(金) 19:50:29
感動とか言うよりも、
未だに思い出す度に
後悔の気持ちでいっぱいになって自分自身が泣けてくる話を一つ…。
多分と~っても長いです。
長文苦手な方は読み飛ばしてくださいね。
私がまだ小学2年の頃、
継母が父の後妻として一緒に住むことになった。
特に苛められたとかそういうことはなかったんだけど、
なんだか馴染めなくて、
いつまで経っても「お母さん」と呼べないでいた。
そんなぎくしゃくした関係だったけど、
継母が私のために一生懸命だったことはよくわかってた。

小学校4年になった夏休み、
私は継母の提案で二人で川に遊びに行くことになった。
あんまり気が進まなかったけど、
断る理由もなく言われるままにしぶしぶついていった。
現地に着くやいなや、私は継母のことを放ったらかしで川に浸かって遊んだ。
しばらく水と戯れてた時、急に深みにはまって溺れて息が出来なくなった。
すごく苦しかった。
でもそのうち喉の奥が「クッ、クッ」と鳴ってだんだん苦しくなくなってきて、意識が飛んだ。


528 :素敵な旦那様 :sage :2006/06/30(金) 19:51:16
やばい、また涙が出てきた。
でも、今の自分を客観的に見るためにも頑張って続きを書きます。 あと1~2レス続きます。

気が付くと、私は病院のベッドで寝ていた。
一時心臓が止まって危なかったんだよと涙ぐんだ父が言ってた。
ベッドの傍に、継母はいなかった。
私は父に「あの人は?」と訊いた。
父は一呼吸置いてゆっくりとした口調で教えてくれた。
私が溺れた時に継母が服のまま飛び込んで私を助けてくれ、
そのまま力尽きて下流まで流された。

その後救助されたものの、今も意識が戻らないのだ、と。
私は次の日に継母のいる病室に行った。
継母は機械に囲まれて、いっぱい管をつけられていた。
彼女は、そのまま我が家に戻ってくることなく…。
葬儀が終わって母の遺品を整理してたら、
鍵のついた日記が出てきた。

私は父と一緒になんとか鍵を探し当てて、日記を読んだ。
そこには私との関係に悩む継母の苦悩など
、私のことばかり書いてあった。
ずっと読み進めていくと最後のほうの日記に
「ちょっとはにかみ屋さんだけどとてもいい子。
あの子なら、命かけてでも守れる自身がある。
○○ちゃんを私に託してくれた△△(実母の名前)さん、
本当にありがとうございます。」 (~まだ続きます)


529 :素敵な旦那様 :sage :2006/06/30(金) 19:52:17
継母は、
あの日記を書いた数日後に命と引き換えに私を守ってくれた。
いつだってとても優しい目で私を見てくれていた。
いつも私の目線と同じ高さになるように中腰になって話し掛けてくれた。
そんな気持ちはちゃんと伝わってきてたのに
私はあの人に何一つしなかった。

愛情をもらいっぱなしでそれに答えなかった。
私は愛情どころかあの人の命まで奪ってしまった。
日記を読んではじめて、
私は「お母さん!」と大声で叫びながら、
声が出なくなるまでごめんね、ごめんね、と言って泣いた。
ぐしゃぐしゃになって泣いても、
後悔ばかりで気持ちは晴れなかった。

年月が過ぎても、
私は未だに「母」に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
数十年経った今でも夏になるたびに思い出す。
(終わり)
  • イイ! 0
  • 泣ける 123
  • ガクガクブルブル 4
  • ホンワカ 2
  • オワタ 1
  • キンモー 1
  • カワイソス 2
  • ブッ!! 1
  • イクナイ! 3
  • イラネ(削除希望) 削希

最近のコピペ評価状況

泣ける 泣ける オワタ 泣ける 泣ける 泣ける 泣ける 泣ける 泣ける 泣ける ガクガクブルブル ガクガクブルブル

コメント一覧

1  名前::2013/08/15(木) 23:45:24  ID:MnSiwkc5 スマートフォンからの投稿
せっかくもらった命なんだから、後悔なんかやめよう。お母さんに感謝しようよ。
11 イイ!コメント
2  名前::2013/08/16(金) 00:06:24  ID:0Ko4maME スマートフォンからの投稿
※1
うほうほうほ?
2 イイ!コメント
3  名前::2013/08/16(金) 00:16:21  ID:HxTOmQL7 PCからの投稿
後悔先に立たず。
オチンコ後ろに立たずでんなー。
0 イイ!コメント
4  名前::2013/08/16(金) 03:36:54  ID:70yUH+Xi 携帯からの投稿
気持ちの折り合いが付かなくて、二の足踏んでいるうちに時間は過ぎ…年月は経つ
あの時、あの場所、あの自分で、それに立ち向かえる何かがあったら…
0 イイ!コメント
5  名前::2013/08/16(金) 05:12:20  ID:n262k2tB PCからの投稿
長文苦手な方は読み飛ばしてくださいね。 まで読んだ。
0 イイ!コメント
6  名前::2013/08/16(金) 06:31:57  ID:rSvj4zAo 携帯からの投稿
※5
キング・クリムゾンでも喰らったのか?
0 イイ!コメント
8  名前::2013/08/16(金) 13:33:28  ID:CFv/qjpd 携帯からの投稿
失ってから大事だと気付いたってか。義母の苦渋をさんざん無視しといて何を今更。
こういう馬鹿の相手への思慕なんて永遠に伝わらない、だって義母死んでるからね。人は死んだら終わりだから。

非情な馬鹿は死ぬまで苦しめ、ざまあwwww
5 イイ!コメント
9  名前::2013/08/16(金) 13:51:26  ID:TRnkoasv PCからの投稿
※8
煽りだとしても酷すぎるぞ
8 イイ!コメント
10  名前::2013/08/16(金) 17:15:13  ID:z5Zv0KD9 PCからの投稿
※8
感動よりも義母さんが気の毒でどっちかと言ったら
同意なんだけどさ、まだ小学生だからな……大人に
何かしてあげられる立場でもないだろ。
1 イイ!コメント
11  名前::2013/08/20(火) 06:03:31  ID:Vj/lW05l スマートフォンからの投稿
2度妻を失った父親…
2 イイ!コメント
12  名前::2013/08/21(水) 11:52:39  ID:ha/h8Lep PCからの投稿
言っちゃ悪いが小さな子どもを深みにはまらせた時点でなんかね。もっとそばにおいて手繋いどけばよかった。
0 イイ!コメント
13  名前::2013/09/09(月) 07:38:49  ID:qsLdWlz3 携帯からの投稿
既出 NO.6059
0 イイ!コメント
 

コメントを投稿する

名前:

コメントルール

URL

よろしければ、ブログ・mixi等からリンク等を貼る時などにでも利用してください。