775 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2005/03/24(木) 02:54:11 ID:7h0Gkmmu
アメリカ海軍のアーレー・バーク提督という軍人がいますが、この人は海上自衛隊の父と言われています。
この人は、朝鮮戦争の時に、少将で極東アメリカ海軍副長として横須賀に赴任します。
アーレー・バーク少将(当時)は生粋の駆逐艦乗りで、特に中佐~大佐にかけては
駆逐艦戦隊の司令官としてソロモン海域で大活躍をし、31ノット・バークと仇名されていました。
この仇名の由来は、ある時日本艦隊が接近してきた時、迎撃を命じられた司令官のバーク中佐は
味方艦艇に発光信号で「どけどけ。本隊、31ノットで航行中。」と信号したためです。
このような闘将ですから、戦後もずーっと反日感情を持ちつづけ
横須賀赴任もいやでいやでしょうがなかったそうです。
ところが、彼を親日にしたのは帝国ホテルの一従業員でした。
朝鮮戦争の和平使節団に加えられた彼は、北朝鮮と交渉したがうまくいかない。
そして、アメリカ人はご苦労のごの字も言わない。
いい加減頭に来たアーレー・バーク提督が日本に戻り、宿舎の帝国ホテルに戻れば
従業員が「お帰りなさい。お疲れ様でした。」と言ってくれる。
朝鮮に行く時は、「いってらしゃいませ。お気を付けて。」と送り出してくれる。
更に彼の滞在中、一輪挿しに花が生けてあり、それが毎日変る。
799 名前:おさかなくわえた名無しさん 2005/03/24(木) 05:04:31 ID:GV6mPePV
始めはホテルのサービスと思っていたが、どうも違う。そこで、よくよく聞いてみると、彼の部屋を担当している女性従業員が
身銭を切って生けていてくれたと分かります。
バーク提督が彼女を呼んで礼を言い話を聞いてみると、戦争未亡人で、夫は海軍士官で駆逐艦に乗っていて
ソロモンで乗艦と運命を伴にしたらしいということが分かります。
いくら闘将でもどうも寝覚めが悪い。
そこで戦争中の話をし、あなたの夫を殺したのは自分かも知れないといって、詫びたそうです。
しかし、彼女は「いいえ。悪いのは戦争です。もし夫を殺したのが提督でも、
あなたがなにもしなければ、あなたが死んでいた。提督、あなたは悪くない」と言ったそうです。
彼は、この一言に頭を殴られた気持ちになり、俺はなんでこんな日本人を今まで嫌っていたのだ。
俺はなんと尻の穴小さい人間なんだと思い、一気に親日家になったそうです。
以後、彼はアメリカ政府の説得にかかります。
アメリカ政府は、日本海軍の復活を恐れていたそうですが
彼の精力的なロビー活動により、海上警備隊が発足します。
彼は、後にアメリカ海軍のトップである作戦部長に登りつめますが
この作戦部長時代も、海上自衛隊に厚遇を与えつづけます。
一つは、域外調達です。
域外調達は、アメリカの予算で、外国艦艇をその国に建造させるというもので
敗戦国でこの適応を受けたのは、日本だけです。
この時も、日本海軍が再び強敵になったらどうする。という意見が、アメリカ政府部内に強硬にでたそうです。
2番目は、P2Vという対潜哨戒機の供与です。海上自衛隊に16機、ロッキードの工場から出てきてすぐ供与されました。
この飛行機は、最新鋭機でアメリカ海軍にも、数機しかまだ配備されていず、
アメリカ第7艦隊や厚木基地のパイロットや士官達が、海上自衛隊に見学に来たそうです。
コメント一覧
武器だけなくせば戦争がなくなり平和、みたいなお花畑に知ってもらいたい話だ。
君のお陰で台無しや・・・
制度も時代も無視して、無私の徳ある人物が上に立つだけで良くなる、等と大人なら考えない様にしたいね。
無論、この女性は時代を越えて称賛されるべきであり、将軍閣下の英断の価値は筆舌に尽くしがたい。
某国に同じようなことをしても余計に付け込まれるという。
アホのルーズベルト大統領が悪い