688 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/23(金) 21:39:41 ID:k4B5rzzz
秀吉の隠居城である伏見城には天子献上の柿の木があったというその日、幽斎はその柿の木のある所へたまたま立ち寄った
∧∧
(,,゚Д゚)
⊂ つ
0 |~))
`J
見てみるとまさに鈴生り、食べ頃であった
周囲には誰もいない
そこで幽斎、遊び半分に柿を根こそぎ全部取ってしまおうと(!)思い立った
.∧∧∧∧ ダレモイナイ・・
(゚Д゚≡゚д゚) カキヲトルナラ イマノウチ
./ つ つ
((~(_⌒ヽ
)ノ `J
スルスルと柿の木に登り始める幽斎
今まさに柿をもぎ取ろうとすると御殿の方から障子を開ける音が…
./,,くノ__ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___ノ___
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∧ヾ;; i r´ ナニヤッテンノユウサイ>(・∀・;).┣━┷━╋━
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ノつ○ ;l /,/,|_|l | | |┗━━━┻━
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…見つかった
秀吉は幽斎の姿を見ると
( ・∀・)<柿の木に 人丸くこそ 見へにけり ここかあかしの うらの白浪
と一首
幽斎はすかさず
(*゚Д゚)<太閤の 御前で恥を かきの本 人まるならで 顔は赤人
と返歌
秀吉は笑って幽斎を許したと言う
芸で罪を逃れた良い話、笑い話なんだろうが
俺は幽斎の手癖の悪い話だと思うw
。+ ゜。 *
* ゚ +
゚
∧∧○
(^(*゚∀゚)')) 柿ウマ-
ヽ .〈'
((~〉 ヽ
(_,ノ´ ゙J
707 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/23(金) 22:59:45 ID:X30m7qkG
>>688幽斎玄旨の返歌
とっさに柿本人麻呂の名を織り込むとは
さすが古今伝授の人ですね。
709 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/23(金) 23:08:33 ID:YPabc/3b
>>707顔が赤くなったと言う事を、山部赤人の名を出して現しているところも。
710 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/23(金) 23:21:48 ID:X30m7qkG
>>710それに白波だけでは盗賊盗人のままであるものを
騒がしいと思って来てみれば柿泥棒が・・・
と言ったニュアンスを
源氏物語にも語られる明石の浦の名を出して泡立つ波に例えて
風情を醸し出す秀吉も然る者ですね
712 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/23(金) 23:37:02 ID:kAqN8Bpm
調べてみたら、白波で泥棒って意味なんだな716 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/24(土) 01:28:17 ID:SV50SHkh
>>710木がザワザワいってるのを波の音に例えた訳か
コメント一覧
たすくだろ、と思ったけど
ゲイならそれで合ってるか・・・
柿の木を根っこから引き抜こうとしたのかと思った
分かりません。
全部は分からんけど面白い
それよりも相手を認識するやその場でこう問える太閤さんテラカッコヨス
今改めて読んだら深いなこれ
ゲイ術の秋の週末にいいもの読んだわ
もしかして、荒井チャンピオン?
こんなところでセコム入ってる人に出逢うなんて…
逆に言うと敵軍は悲惨だが…詳しくは「鳥取城の兵糧攻め」でggr
あと成り上がりで部下の数が少ないから下手に損耗できなかったと言うのもあるけど。
晩年は息子可愛さに暴走して甘やかしまくった上それまでの後継者候補まで冷遇したので
恨まれる節がありあり、家康に泣きを入れて後事を託したと言う…
秀頼「女中が厳しいのです」→「おうおう、爺が叩っ切ったるからな」の手紙のコンボは怖い。