92 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/07/22(木) 22:21:55 ID:liXG69OE
>>79そんな可児さんの逸話を
可児才蔵と言えば、福島家を代表する勇士であった。
彼は長太刀を好んで使っていたが、齢を取るとさすがに体力的に厳しくなったのか、億劫がって腰にさすこともせず、
他行するときも従者に持たせる、といった有様であった。
ある時才蔵が、福島家の一族である嘉兵衛なにがしという者と物語をした。
この時嘉兵衛
「才蔵殿のお若い頃は、かの長太刀を持って駆け回っておられたが、齢を取られてからは腰に帯びることもかなわず、
お供に持たせて外出するようになられるとは。
しかしお手並みのほど、一度拝見したいものです。」
と言った。
『腰にも差せないほどだから、腕前もさぞ落ちただろう。恥ずかしくて断るか、無理をして衰えた腕前を見せるか、
どちらにせよ笑いものにできそうだ。』
そんな風に思ったのではないだろうか。これに才蔵
「いやはや、お恥ずかしい次第です。若い頃はこの刀で随分と勝負をしたものである故に、
今でも昔の名残が惜しくて、つい外出の時なども従者に持たせてまいるような次第なのですよ。
ただし、武芸というものはなかなか、余所目では評価の出来ないものです。
なのでこの刀をお目に入れて、ご挨拶と参りましょう。」
と、立つと、側にあった長太刀を取り、「長太刀の技、斯くの通り」と言って抜き、嘉兵衛に向かって構えた
嘉兵衛は驚き、ふと立ち上がろうとした。その瞬間、
才蔵の刀は嘉兵衛の首を、斬り落としていた。
年老いたと言えども、笹の才蔵を試すとこうなるのだ。という話である。
93 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/07/22(木) 22:45:01 ID:1K9wji9a
この人はあまりに生き方がガチ過ぎる95 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/07/22(木) 23:13:56 ID:lQPbsJ5e
文字通りの抜き身の刀だな、この人は
コメント一覧
「やれるもんならお前のコロシの技を見せてみろ」
って挑発したらこれ以外の結末が思いつかないのだが。
こいつをどう思う?
早く鞘から抜いてください
そのプラスドライバーがどうかしたのか?
見てやるから早く出せよ
ほら!さあ!
小柄なんか見せて何してんの?
その細長いヤツを見てどーしろと。
キチガイだよ。今の価値観で考えれば。
当時の価値観があることくらい少し考えればわかりそうなもんだけど。
いきなり相手を「キチガイ」とか言ったら許されずに殺されても文句言えない時代の話だよ。