20 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/10/22(火) 16:09:13.97 ID:0WJsdbHP
モンスターというか妖怪、に遭遇した話。うちの婆さんは、折り曲げたみたいにものすごく腰が曲がっている。
それでも足腰も気持ちも強くて働き者。趣味は鶏と畑の世話、手芸など。
冬場ストーブ付近で丸まっている姿はヌコのようで萌える、小さな婆さん。
ある日高校の帰り道に、家の近くで中学生DQNが複数で男の子を追いかけているのを見た。
軽い障害というか不自由なところがあって、いじめの対象になっていた子だった。
藪に入って行ったな、暴行とかだったら大人を呼ばなきゃ、
と思っていたら(携帯も普及していなかった頃の話)奥から数名の絶叫がした。
ヤマンバが出てきた!
曲がった腰、バサバサの白髪、老婆の手に…ナタ!!
転ぶDQN、ゆっくり近づく婆さん(歩くの遅い)、
後ずさりしてまたダッシュするDQNの悲鳴。衝撃の光景…。
よく見たらうちの婆さん。
髪は木にひっかかってほどけたそうです、
ナタは趣味のクリスマスリース作りの材料、木のツル確保用。
婆さんは「この先は蜂やらマムシが出るで、危ないて言うた!
怪我させたら怒られるのはうちねや!危ない!」と嘆いていました(いやそれ婆さんも危ないから!)。
うまく言えないけど、山の中であんな婆さんに遭遇したら確実にトラウマになると思う。
孫でもしばらくビクビク過ごしてました。当時八つ墓村が話題になってたんだよ…。
そんな祖母も今では鶏インフルの風評で鶏を処分し、畑と藪は道路と住宅地になり、
すっかりおとなしく曾孫と遊んでいます。
コメント一覧
なんかせつない・・・
子供を捕らえて喰らうヤマンバ→ぐずる曾孫を抱いてあやしてるだけ
大鍋で秘薬を煮る魔女→鍋で煮物を作っててうっかり焦がしただけ
現在もご存命って、一体幾つなんだろう?
昭和の婆さんて50代でも腰曲がってる人いたよ。
百姓なら特に。
とはいえ平成の今は相当なお年だろうけど。