567 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/27(土) 00:10:37 ID:FkPlUXh9
年末年始、忘年会や新年会など、宴会の多い時期ですね。それでは、戦国時代の大名は、どんな宴会をしていたのでしょうか?
明応の政変で失脚した前将軍、足利義稙が、明応九年(1500)大内義興を頼って山口へと亡命してきた時、
義興は大歓迎をし、丁重にもてなしました。
どれほど喜んだか、義稙を屋敷に迎えた際の、歓迎の宴会でのメニューから見てみましょう。
初献
きそく(串物)、雑煮五種
二献
刺身、鯉子付、ひしくいの皮煎り、えび船盛り
三献
ちじみ鮑、鯉のいりもの、たこ
供御(お勧め料理)
鯉の焼き物、塩引、せわた、鮒なます
供御
塩、かどのもの(数の子)、干鯛、子うるか
二御台
鳥の焼き物、鮭の焼き物、刺身鯛、御汁
三御台
大かまぼこ、雁の皮煎り、貝あわび、御湯、たこ味噌焼き
四御台
こごり、しろうお、雁の焼き物、御汁、くらげ、ほや
五御台
鮒焼ひたし、御汁いるか、ふと煮
御菓子
まつき、けづり栗、昆布、みかん、ところ(山芋の一種)、あめ、串柿、くるみ、のり
まだ続きます
四献
小かまぼこ、鮒丸いりめ入、サザエ盛りこぼし、
五献
つのまた、三方せん、御添え物鵠(コウノトリ)生鳥
六献
刺身鱸、ひしお煎、あわび
七献
とっさか、まんじゅう、御添え物がざめ(わたりがに)甲盛
八献
小串さし鯛、はらか(鱒)の煎物、かせ(紫ウニ)
九献
ゆでにし、鶴煎物、かどの子(数の子)
十献
大根、蒸し麦、御添え物羽しきうずら
まだ終わらない
568 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2008/12/27(土) 00:11:10 ID:FkPlUXh9
十一献刺身ぶり、鮎の煎物、はまぐり
十二献
いわたけ、うんせんかり、御添え物かき
十三献
つべた、やまぶき煎、くるくる(鰤のはらわた)
十四献
鳥の足、海老羹、御添え物ふりこ
十五献
さしくらげ、エイの煎り物、まて
十六献
はる、羽ようかん、御添え物ほや
十七献
小串さし雁、雪魚の煎り物、からすみ
十八献
刺身こち、海苔からみ、いいだこ
十九献
こがし海老、つまかさね、羽ふしあえ
廿献
ほろす、寸金羹、御添え物こごり煮鮒
廿一献
刺身はまち、鴨の煎り物、はらこ
廿二献
さわらのせんばん焼き、あかほご(カサゴ)煎り物、たちばな焼
廿三献
い貝、ぶりの煎物、けづり塩引
廿四献
もみさざえ、つぐみ煎物
廿五献
刺身名吉(ぼら)、ほっけ煎物、しとと焼
やっとおわった(;´Д`)
これで一回の宴会分。大内義興が義稙をどれだけ重要視したか伝わってくるでしょう。
人間関係の基本は食事だとはよく言ったものです。
皆さんも年末年始の宴会、パーティなどでの暴飲暴食、気をつけましょうね。
コメント一覧
これ、残さず全部食べたんかいな?
光秀乙
考えるまでもなく、全部なんて食べられるわけないだろ
だけど拭いきれない魚介祭り感…w
日本史は弱いんだけど、信長と足利義明の関係を見ても、
この時代の将軍って傀儡なんでしょ? いや「この時代」
だけじゃなくて現d
>>8
義輝にしろ義秋にしろ傀儡になるつもりなんてさらさらないから暗殺されたり亡命したりしてるわけで
昔何かの本で見たけど、身分が高い人の食事は供される前に何人もの毒見役が口にするし、
残り物は部下や家来が食す習慣だったというから、
実際に義植が口にしたのは一品につき一口ずつぐらいだったかもしれないね。
名はあるけど力のない公方、力はあるけど名のない守護代の面々。
小鉢一つずつくらいの量なら白飯のおかずに完食できそう。
義輝は大仏焼いた人に殺されたんだっけ。この人は
傀儡じゃないね。その弟みたいなのが典型って印象
持ってた。
※11
政治家と官僚……
大内「」
オヤジさん。言うといたるがの。
あんたはわしらが担いどる神輿じゃないの。
組がここまでになるのに誰が血流しとるの。
神輿が勝手に歩けるいうなら、歩いてみいや。おお。
わしの言うとおりにしとりゃ、わしらも黙って担ぐわ。
のお、おやっさん。喧嘩はなんぼ銭があっても勝てんので。
量は普通でいいから美味しいものが食べたい
一品一口でも厳しそう
ギャル曽根じゃねえんだからwww