398 名前:その1[] 投稿日:04/01/08(木) 14:40 ID:tQ+YVI8/
知人の家におじゃましていた時、誰かがインターフォンならしました。知人「ハイ?」「いえ…」「はあ」「いまちょっと手が離せませんので…」
と切ろうとしてましたが、急に形相が変わりました。
知人「ちょっとお待ちください」
で、私に「ゴメン、ちょっと一緒に来て」
ドアを開けて、彼女は丁寧な口調で
「すいません、いま、どなたとおっしゃいました?」
セールス「え、あの、2階のK山A太くんも興味を持っていただいたようで…」
見たところ教材のセールスのようでした。
以前、似たような奴に襲撃されたことがあるので心当たりがありました。
同じマンションの○くんも×くんも…とかなんとか名前を挙げて勧誘するのです。
知「今日、ご訪問なさったんですか? で、A太くん本人が気に入ったと?」
セ「そーなんですよー」
知人、ここで声が変わりました。ものすごい低音で
「A太くんは半年以上前から入院してますけど」
セ「え?あの?……」
彼女は玄関にあった細長い袋を取り上げ、そこからするすると日本刀を出しました。
知人さらに低音でゆっくりと、
「ぜひ、その時の様子を聞かせてもらおうじゃないの」
セ「あの、あの、すいません、ちょっと私勘違いしてて」
知「あ?眠たいこと言ってんじゃないよ」
一歩踏み出しました。
セールスは「あの、失礼シます」(「シ」のところ声が裏返ってた)と
顔面蒼白になってヒール鳴らして走り去って行きました。
彼女は振り向いてニッコリ笑い、
絶句していた私に「逃げちゃったわねえ」と言いました。
彼女、実は「剣舞」を習っているとのことでした。刀は模擬刀で人は切れないとか。
あの口調はどこから…?と聞いたら「小説よ、小説」と。
普段は礼儀正しく、ほんわかとした奥さんなのでビックリしました。
どうして私に「一緒に来て」と言ったのかと尋ねたところ、
「ウケるかと思って」とのことでした。
A太くんは息子さんの仲良しで、名前を出されたとたんに怒りが沸いてきて、
懲らしめてやろうと思いついたそうです。
「こんなことしたのは初めてだけど、あんまり後味よくないわね」とおっしゃってました。
以前その手のセールスにしつこくされ、捨て科白を吐かれたことがあったので、
私は大変スーっとしました。
コメント一覧
って米しか残せない未熟者な私を誰か斬り捨てごめーんねしてくれ
読めねぇのかよ
ほんとに?
本当に馬鹿でした