コピペ運動会

40代のフリーターの主人公(板尾創路)。独身。
昼はピザの配達、夜はコンビニの店員で生計を立てている。
しかし、突発休が多く、首になりそう。

実は彼は、平和を守る仮面ライダーなのだ。

その正体は誰にも知られてはいけないと、先輩ライダーから教えられ忠実に教えを守っている。
しかし、若いライダー達は正体を隠そうともしない。
敵の怪人でさえ、堂々と街中で暴れまくる。
警察も自衛隊もライダーに任せ放置気味。
政府もまるでライダーも怪人もいないかの様に振る舞う。

自分の様な改造された仮面ライダーは古いのかもな

彼は自嘲気味に笑うのだ。

今日も彼はバイト先に連絡をする。
「今日、休みます」
携帯電話から漏れ聞こえる相手の声

「首だ！」

携帯電話を寂しそうに見つめ
「じゃ、行ってきます」

そして彼は人知れず戦いの場に向かう。

頑張れ、仮面ライダー、最後の改造人間、バイトもすぐに見つかるさ


>>151
数年後、50歳になった主人公は警察の留置所に居た。
怪人を倒して、変身を解き助けた子供を抱きかかえて怪我をさせたのだ。
彼は改造人間、その力は変身前でも常人を遥かに上回る。軽く撫でたつもりでも、人に怪我をさせてしまう。
子供は抱きかかえた拍子に肋骨を折る重傷。両親に訴えられたのだ。
弁護士を伴って現れたのは、かつてライダーをサポートして、破産した老人
おやっさんと呼ばれる老人は今は老人ホームで寂しく余生を過ごしてると語る。

誰でもベルトさえあれば仮面ライダーになれる。変身さえしなければ人と同じ生活が出来る。
非道に改造された仮面ライダーは全員、引退して行方が分からない。
お前も引退したらどうか

おやっさんの言葉に悩む主人公
そんな折、全国の仮面ライダーベルトが作動しない事件が起きる。

ライダーベルトで、お手軽変身していた若いライダー達が全員変身出来なくなる
悪の組織が「変身ベルトキャンセラーシステム」を発明し作動させたのだ。

なすすべもなく蹂躙される世界

だが、改造人間である主人公は問題無く変身ができた。
旧世代のライダーである主人公のベルトは補助であり体内のシステムで変身しているからだ
しかし主人公の仮面ライダーとしての能力はパンチ、キックなどの身体を駆使するものだけ。
飛び道具も剣も持たない主人公は圧倒的な敵の怪人達に押され、最早、絶対絶滅
その時、颯爽と現れた15人の仮面ライダー達
彼らは老朽化した身体に鞭をうち最後の変身で主人公を助けにやって来た。
命をかけて戦い自爆するライダー達

主人公はマスクから血の涙を流しながら、敵の基地中枢に辿り着く

敵の首領と対峙する主人公

お手軽ライダーベルトをばら撒いたのは我ら
世界がライダー達に頼り、何の対策もしなくなるまで待っていた。
我は初代仮面ライダーを改造した者の一人
怖いのは改造されても、なお人の強い意志持ち、成長しようと足掻く、旧世代のライダー
それも最早、お前一人。諦めてしね

主人公は首領の言葉にニヤリと笑うと首領に向かって行った

最後の大技だ
ライダー大車輪 エクスプロージョン！

眩い光の後、大爆発する悪の基地

最後の改造人間は、その身を使い平和を取り戻した

お手軽ライダーベルトは政府機関の管轄になり改良されライダーは公務員となった。人々の心から改造型仮面ライダーの記憶も薄れかけていた。

暗い夜道、怪人が暴れている。「変身！とう！」独特の掛け声で現れた仮面ライダー

「最後」の仮面ライダーは永遠に戦い続ける