129 名前: 風と木の名無しさん [sage] 投稿日: 2010/08/10(火) 01:40:47 ID:T5fd/bNE0
私はアザラシのしろたんが好きで昔から大小大量に集めているある日、父(教師、運動部の顧問をしている)がソファに転がっていた
小さいしろたんを持ってきて「こいつ明日貸してくれ」と言ってきた。
理由を聞くと明日から部活の大会があるのでお守り代わりにするという
特に断る理由もないので了承すると、翌日父は本当に持っていった。
そしてその日の試合は勝った。
その次も、その次の次の試合もそいつを持っていったら勝ったので
我が家ではそのしろたんを勝利神として崇めるようになった。
さらにその次の試合の日には車の音が聞こえて、出て行ったなと思ったらすぐに戻ってきた。
何か忘れ物かと思えば「アザ子(名前、アザラシの着ぐるみを着ているので)忘れた!」と
ものすごい勢いで父が走ってきて、また車で出て行った。
そこまでしたおかげか父の学校は地区大会で優勝して県大会まで進むことができた。
父はアザ子と添い寝して昼寝をするようになった。
県大会でも勝ち進んだある日、私はほんの出来心でW杯のパウル君を
真似てアザ子で占いをするため、父と対戦相手の学校の名前を書いた紙を並べて
アザ子を上から落とした。
それがアザ子の怒りに触れたのか次の試合で父の学校は負けた。
父は「ここまでこれただけでもすごい!アザ子のおかげ!」と言っていたが、
私は父に申し訳ない気持ちで一杯だ。
今もアザ子は来年は勝たせてもらえるようお祈りするためと
父の枕元にリボン(貢物)を巻かれて置かれている。
来年も頑張ってくれるといいな。
コメント一覧
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神を落とすなんてありえないだろ…
神は崇め奉るものぞ
おお アザ子様 嗚呼 アザ子様…