987 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/12/29(日) 09:56:27.89 ID:Yt4uTbju
大猷院様(徳川家光)の御代の事である。諸大名の江戸城への出仕日に、林道春が罷り出でて、諸大名に問題を出し、「どうぞ解答を出して下さい」と
言って、様々に語っているのを前田利常が聞いて、道春を部屋に呼び出し、「何を語っていたのか」と尋ねた。
道春はこれに
「今日は1日長くもありますから、出御の前の待ち時間の御慰みにと、一つ問題を出してその解答を
当ててもらおうとしたのです。」
「それはいったい、どのような問題なのか?」
「はい。虎の首に鈴をつけ、千里の野に放った時、この鈴をどうやって取ればよいか、という問題です。」
これを聞くと利常は
「なんだ、それは問題という程でもない。簡単なことではないか」
道春は「いえいえ、なかなか難しい問題ですよ?」と反論したが、利常は
「道春は何を言っておるのだ。最初に、虎の扱いに長けた者が既に出ておるではないか。
虎に鈴をつけた人物だ。ならば、今度もまたその者に鈴を取らせれば良いだけの話だ。」
そう言って笑われた。
道春はこの答えに「さてさて」と大いに感心した様子であったという。
これは脇田九兵衛が語ったことである。
(微妙公夜話)
トンチですね
コメント一覧
ぶら下がり虎はいない。「しまった!虎の罠だ!」
そして背後から忍び寄っていた虎に八つ裂きにされてしまいましたとさ
虎のところに行って鈴を外し、
冷蔵庫の扉をしめる
虎の鈴でトラベルってか
誰うま、イイ押してくれるわ
確かにそっちの方が気になる
だから、みなさんもごゆるりと、とか?