480 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/02/28(金) 21:02:16.60 ID:75UGw2mn
福島家の老臣の大橋茂右衛門重賢が、福島丹波守治重、尾関石見守らと相談して、正則の行跡についての諫言を書状にして差し出した
∧_∧ 近頃の殿のお振舞について申したき儀が…
(,,゚д゚)  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ y/ ヽ ∧_∧
ヽ、ъc[_ノ (゚Д゚ ,)⌒ヽ
(ノノノ l l l ) □ ⊂‐U^(,,⊃'~
それを聞くと正則は不機嫌となり、書付を見ずに席を立とうとした
∧_∧
(#-д-)
.ノ^ yヽ、
ヽ,,ノ==l ノ
/ l | ミ
茂右衛門はそれに追いすがり必死に裾をつかんだ
∧_∧
(#。 。)
.ノ^ yヽl丶l丶 ガシッ!
ヽ,,ノ==l ( )
/ l と i
すると正則は怒り刀を抜いて茂右衛門の首元に突きつけ叫んだ
,、 人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人
∥ < >
∧__∧∥ < 軽輩のお前を誰が取り立てて >
(#゚Д゚)ヽ < やったと思ってるんだ! >
.ノ^ y l丶l丶 < わしに向かって諫言するとは怪しからぬ奴め! >
ヽ,,ノ==l ( ) < >
/ l と i Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´`Y`Y´`Y´`Y´`Y´`Y´
茂右衛門は少しも驚かず
さればでござる
 ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄
∧∧
(゚Д゚,,)
⊂ ⊃
(__(__っ
と一言
次のように続けた
481 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2014/02/28(金) 21:04:00.40 ID:75UGw2mn
「それがしのようなものをここまで取り立てていただきましたからには、もしお眼鏡違いのようなことがありましてはと存じまして、
面と向かってお諫め申し上げておるのでござります
なにとぞ、諫言状をご一覧たまわりますように」
そういうと首を差し出した
茂右衛門の覚悟を見た正則は
,、
. ∥
∧__∧∥
(#゚Д゚)ヽ
.ノ^ y ノ
ヽ,,ノ==l
/ l |
∧_∧
(,,゚д゚) …
.ノ^ yヽ、
ヽ,,ノ==l ノ
/ l | \
∧_∧
(TдT) ブワッ
.ノ^ yヽ、
ヽ,,ノ==l ノ
/ l | \
心を打たれはらはらと涙を流しながら刀を納めた
それなれば見ることにいたそう
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧
(T∀T)
.ノ^ yヽ、
ヽ,,ノ==l ノ
/ l |
そういうと席に戻り書状をじっくりと読んだ
書状の一条一条、誠にもっともなこと。みな、そなたらが申すようにいたそう
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧
(,,゚д゚)
/ y/ ヽ
ヽ、b□[_ノ
(ノノノ l l l )
と言ったので、茂右衛門はやっととらえていた正則の裾を離した
コメント一覧
俺をこれまで評価したお前も悪いわけだし、
もし俺が正しいなら、やっぱりお前が悪いわけよ」
てことか?
なぜそうなるw
泣いた時点で離してなかったのか
もし殿が間違えているのなら、
「やはり軽輩を取り立てるような奴はダメだ」と周囲に思われてしまう。
だから身を捨てて殿を諌めるのは殿に大恩ある我が身の役目。
ってことだとおもう。
 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧
(,,゚д゚)
/ y/ ヽ
ヽ、b□[_ノ
(ノノノ l l l )