昔やってた間違った化粧やオサレ Part15
ttp://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/female/1224933679/l50
@化粧板
それは専門学校の頃。
ある日突然、昭和初期とか大正くらいのファッションに憧れたんですよ。
で、普通は、サクラ大戦みたいなイメージになるんだろうけど、
私は何故か『おっさん』に憧れまくった。
どこか哀愁を漂わせてホームで夜汽車を待つおっさん。
裸電球の下を家族への手土産を持ち家路を急ぐおっさん。
元来妄想癖のある私はセピア調のおっさんを妄想し、いつかおっさんになる
事を夢見た。(妄想癖そのものは今でも罹患中ですが)
まずは眼鏡をフチ無しの丸メガネに。次に安物の懐中時計をゲット。
カバンは大中でトランクみたいなのを買ってタワシで擦りレトロ感↑加工。
さすがに髪型は行きつけの美容師さんに止められたので七三分けにはしなかったが
レトロ臭ただよう刈上げボブに。まぁワカメちゃんカットですね。
せっかく美容師さんのおかげで最悪の事態は避けられたのに、そのボブを柳屋の
ポマードで変に固めていた。当然ヘアトニックも欠かさない。
この頃友人は
「なんか・・・お父さんみたいな匂いするね・・・」
と言っていたが、そこは喜ぶところじゃないぞ>当時の私。
そしてバイト代を貯めついにスーツをゲット。
ちょんちょこりん体型の私にあう紳士スーツなど無く、セミオーダーする事に。
ニタニタ喜色を浮かべる私を採寸してくれたお兄さん、当時のことは忘れてください。
ポマード臭を漂わせ、その三つボタンのスリーピーススーツを着て学校に通う私。
手にはボロトランクと安物の懐中時計だ。本当は帽子も欲しかったのだが、私の
頭に合うサイズのオッサン帽子が見つからかったのは今にして思えば僥倖である。
ただでさえ数少ない友人は私の奇行に慣れていたため、誰も何も言ってこなかった。
今になって思えば飲み会の誘いが減っていたような気もするが。
数ヵ月後、季節は秋に。さすがに寒くなってきたのでコートを調達。
私の勝手な思い込み『おっさん=くたびれたコート』を実現するため、
安物のステンカラーコートを購入後、洗濯機でダイレクトに洗いヨレヨレ感を演出。
とれかけたボタンまでもが私の心を満たしてくれた。ポリエステル万歳。
この頃には飲み会どころか私のアパートへの訪問者も激減していたと思う。
そして冬。
私のおっさんライフは突然終わりを迎える。
年末になり帰省することになったのだ。
愛用のトランクを抱え、いつもズレている懐中時計を眺め
東北新幹線に乗り込み実家を目指す私。
もちろんホームでは『絵になっている』と思い込み無意味に時計を眺めては、
夜汽車を待っている「つもり」。
この後、駅まで迎えに来た両親と改札で会った瞬間に
私のおっさんライフは終わりを告げるのだが、そのときの様子は思い出したくない。
その他の服も似たセンスの物ばかりだったので、初売りで「普通の」服を買うまでは
外に出してもらえず、旧友にも会えなかったのが切なかった。
翌年、こんどは姫ロリに目覚めた私はまたしても改札コンコースで
母親を号泣させる事になるのだが、これはまた別の話。
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@化粧板
18 名前: メイク魂ななしさん 投稿日: 2008/10/29(水) 15:01:54 ID:Myhd2qV30
それは専門学校の頃。
ある日突然、昭和初期とか大正くらいのファッションに憧れたんですよ。
で、普通は、サクラ大戦みたいなイメージになるんだろうけど、
私は何故か『おっさん』に憧れまくった。
どこか哀愁を漂わせてホームで夜汽車を待つおっさん。
裸電球の下を家族への手土産を持ち家路を急ぐおっさん。
元来妄想癖のある私はセピア調のおっさんを妄想し、いつかおっさんになる
事を夢見た。(妄想癖そのものは今でも罹患中ですが)
まずは眼鏡をフチ無しの丸メガネに。次に安物の懐中時計をゲット。
カバンは大中でトランクみたいなのを買ってタワシで擦りレトロ感↑加工。
さすがに髪型は行きつけの美容師さんに止められたので七三分けにはしなかったが
レトロ臭ただよう刈上げボブに。まぁワカメちゃんカットですね。
せっかく美容師さんのおかげで最悪の事態は避けられたのに、そのボブを柳屋の
ポマードで変に固めていた。当然ヘアトニックも欠かさない。
この頃友人は
「なんか・・・お父さんみたいな匂いするね・・・」
と言っていたが、そこは喜ぶところじゃないぞ>当時の私。
そしてバイト代を貯めついにスーツをゲット。
ちょんちょこりん体型の私にあう紳士スーツなど無く、セミオーダーする事に。
ニタニタ喜色を浮かべる私を採寸してくれたお兄さん、当時のことは忘れてください。
ポマード臭を漂わせ、その三つボタンのスリーピーススーツを着て学校に通う私。
手にはボロトランクと安物の懐中時計だ。本当は帽子も欲しかったのだが、私の
頭に合うサイズのオッサン帽子が見つからかったのは今にして思えば僥倖である。
ただでさえ数少ない友人は私の奇行に慣れていたため、誰も何も言ってこなかった。
今になって思えば飲み会の誘いが減っていたような気もするが。
19 名前: メイク魂ななしさん 投稿日: 2008/10/29(水) 15:03:39 ID:Myhd2qV30
思ったより長くなった・・・。書き込めないから分割したよ。 数ヵ月後、季節は秋に。さすがに寒くなってきたのでコートを調達。
私の勝手な思い込み『おっさん=くたびれたコート』を実現するため、
安物のステンカラーコートを購入後、洗濯機でダイレクトに洗いヨレヨレ感を演出。
とれかけたボタンまでもが私の心を満たしてくれた。ポリエステル万歳。
この頃には飲み会どころか私のアパートへの訪問者も激減していたと思う。
そして冬。
私のおっさんライフは突然終わりを迎える。
年末になり帰省することになったのだ。
愛用のトランクを抱え、いつもズレている懐中時計を眺め
東北新幹線に乗り込み実家を目指す私。
もちろんホームでは『絵になっている』と思い込み無意味に時計を眺めては、
夜汽車を待っている「つもり」。
この後、駅まで迎えに来た両親と改札で会った瞬間に
私のおっさんライフは終わりを告げるのだが、そのときの様子は思い出したくない。
その他の服も似たセンスの物ばかりだったので、初売りで「普通の」服を買うまでは
外に出してもらえず、旧友にも会えなかったのが切なかった。
翌年、こんどは姫ロリに目覚めた私はまたしても改札コンコースで
母親を号泣させる事になるのだが、これはまた別の話。
コメント一覧
人の目を気にするあまり、そう見られたいってな気持ちかと。
それとも翌年オカマになったの!?
頭使って読み取れよ。
なに興奮してるんだ?
・・・え?
なん・・・だと・・・?
「七三分けにはしなかったが(略)ワカメちゃんカットですね。」
多分女