768 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 11:35:37 ID:mYRpKcJd
ひどい名前と言えば、一休さん話に一休禅師の檀家の中に、一人の愚かな男がいた。
彼はある時、『一子が出家すれば、その九つの親族が天に生まれかわる』と言うことを聞き
これを深く信じた。そしてただ一人の息子である少年を一休の前に連れていき、
「息子をどうかお弟子にしてください」
と、頼み込んだ。
一休は気軽に引き受け、その子の頭を剃り上げる。
そしてツルツルになった頭を手でさらさらと撫でとながら
「睾丸(キンタマ)になれ、睾丸になれ、牛の睾丸になれ。」
と、唱えた。
これに親は当然のごとく立腹し、一休を睨みつける
「何と酷い事をおっしゃるのだ!今日仏の道に入ったものに対し、『御仏になれ』とまでは言わなくても、
せめて『菩薩になれ』くらいは言ってくれても良いではないですか!それをよりによって
牛の睾丸などと、そんなものになって一体何の益があるものか!」
すると一休、笑って
「いやいや、今のような末世の世の出家はな、仏道修行を続けることが難しく、ともすれば
堕落してしまう。
ところが、牛の睾丸を見よ!ブラブラと垂れ下がって今にも落ちそうでいながら、決して
落ちることはない。
それゆえ、『牛の睾丸にようになれ!』と言ったのだ。」
これに檀家の男、納得したようなしないような、妙な気分になったものの
「い、言われてみればなるほど、面白いお言葉で…」
と、感心をしたそうである。
これも一休頓知話。
コメント一覧
一休「これでもまだ戦いますか?」
かわいそうな一子に対するフォローもなんもなかった
愚かな親も懲らしめられてないしもやっとする
ムスコはタマらないと言うわけだな
羨ましい
盲人のことだよ
「盲(めし)いた」って書くんだよ