104 名前:名無し三等兵[sage] 投稿日:2014/11/28(金) 21:25:03.22 ID:I14uM+ij.net
ナホトカからヘルシンキまで、ゴルバチョフ政権時代のソ連をオートバイで横断走破した日本人御一行の話。
当時のソ連でもモータースポーツは盛んで、御一行、
とある街でダートトラックレースの会場に招待された。
1周500mぐらいのトラックを左回りに4周するレースで、
マシンはチェコ製ヤワの500cc。
御一行がレース場に着くと、主催者から申し入れがあり、
「わざわざ日本から来たライダーとマシンを観客に紹介したい。
レース開始前に全員でコースを一周し、デモ走行してくれないか?」
スピーカーから場内に流れた紹介の言葉。
”日本の傑出したライダーたちをご紹介します。
彼らはナホトカから上陸して、シベリアの道なき道を走破し、
ここからさらにモスクワ、レニングラードを超え、
ヘルシンキを目指す勇敢なスポーツマンであります。
彼らの乗っているオートバイは、世界に知られたホンダ製のAX-1、
250cc単気筒、4ストロークエンジンを搭載した、きわめて信頼性の高いマシンであります。
ここまでトラブルはなかったそうでありますが、これからもそうでありましょう。
彼らの偉大な計画の成功と、母国への無事帰還を心から祈ります”
デモ走行を終えて、センターのグリーンに整列した御一行に、満場、やんやの大拍手。
レースの休憩時間にはサインをせがまれるひともいたとか。
コメント一覧
エーエッ糞って呼んでた
バイクの新しいジャンルを作ろうという野心的な設計と、
いかにも80年代っぽいプラスチッキーなデザイン。