839 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/28(水) 02:01:06 ID:IlX4Tek6
文禄四年(1595)の暮れのことだそうだ。明より和睦の使い、三名来朝し、大阪へ到着した。
その中の”ゆうげき”と言う者、常に丸薬を服しており、秀吉の前でも、紙袋より
その薬を取り出し、飲み込んでいた。
これに秀吉「お前が飲んでいる丸薬は何か?」と問えば、”ゆうげき”答えるに
「私は日本と明、朝鮮の和睦の交渉のため、はるか明よりこちらに参りました。
我が帝は、この大切な交渉の最中に病死などしてはならぬと、直々にこの薬を調合し、
私に賜りました。
この薬は世の常の人が知る事のできない、秘法の大薬でございます。」
秀吉はそれに大変興味を持ち、是非自分にも分けてほしいと言う。
すると”ゆうげき”は
「これはあなた様から見れば異国の薬であり、こちらの方々に合うかどうか。
先ず、お近くにいる方に飲ませて下さい。その上で、10日ほどたっても大丈夫のようなら、
その後あなた様に進上いたしましょう。」
そこで秀吉の近臣二人が”ゆうげき”の丸薬を服したところ、気力甚だ盛んとなった。
「これはよい薬である。」
10日たつと早速、この薬を進上させた。秀吉は朝夜これを服用し、また、小早川隆景、前田利家にも
これを分け与えた。
ところが時が過ぎ、慶長二年(1597)に小早川隆景が死去、さらに慶長三年には秀吉が、
続けて慶長四年には前田利家が死んだ。
また、最初にあの丸薬を飲んだ二人の近習も、三年たってそれぞれ卒した。
それらは皆、突然の病で死した後、筋骨が砕け、五体が崩れ去るという、全く同じ症状であった。
『あの丸薬のせいであろう。異国の智謀とは、まことに恐ろしいものだ』
人々はそう驚き恐れた、とのことである。
841 名前:人間七七四年[] 投稿日:2009/10/28(水) 02:21:58 ID:sS7azWx+
放射性物質か発癌性のめちゃくちゃ高い物質でまも含んでたのか?843 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/28(水) 02:42:13 ID:WWTiPTf0
家康「馬鹿すぎるw 薬は自分で調合するのが一番だろ。さて、この水銀を……」845 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/28(水) 04:01:00 ID:mIgQwWG9
罠とかじゃなくて水銀とか使った明で当時流行ってた怪しげな漢方か何かなんじゃないかw849 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/28(水) 09:29:40 ID:NrxVBPfE
沈維敬のことだろう。遊撃という官名を貰っていたが、何の軍歴もない街の口上手な山師。伝説は多い。
何故か明の高官の目にとまって講和の責任者となったが、最後は
交渉過程での嘘がばれて斬首。
887 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/30(金) 21:18:47 ID:ojI9MAfj
亀だが>>839それ多分「紅鉛丸」だと思う。主材料は水銀と初潮の血で、強壮・興奮効果と共に
服用後の性行為で強烈な快感と共に体温が低下するという凄まじいもの。
明の嘉靖帝・万暦帝・泰昌帝・名臣張居正等が中毒死したと伝えられ、
特に嘉靖帝は宮中に少女二千人を集めて供給させ、泰昌帝は在位一ヶ月で急死した。
明末期の上流階級の退廃ぶりを見ると、日本と清に大敗して民衆反乱で自滅したのも頷けるわ。
888 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/30(金) 21:41:34 ID:Z3s+L+TI
何だその薬w初潮の血とかぶっ飛び過ぎだろw
889 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/30(金) 22:05:44 ID:tzJx/Wbm
明はいかれた皇帝多いからな890 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/30(金) 22:53:50 ID:Bb/e3XIO
マトモな皇帝三人ぐらいしかいないもん>明891 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/30(金) 23:37:05 ID:fftfMn0m
>>890個人的な記憶だと、孝宗弘治帝くらいしかいないんですけどw>まとも
コメント一覧
もっとも、放射線が発見された当時に「健康に良い」とか言って高純度のラジウムを摂取するのが流行ったから、たいして違いは感じられないが
俺は弟を救い出すために錬金術の力を捨てたわ
うるせえ
アニメばっかじゃなく、現実見てクソして寝ろ