411 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 15:00:55 ID:wW262REp
鬼に金棒太田道灌の末裔である太田源六郎(原書には資高とあるが、康資の誤記かも)は、30人がかりでも動かせない
大石を軽々と動かしたという怪力の持ち主であった。
国府台の合戦で源六郎は里見方として北条氏と戦ったが、北条の家人の清水某と戦った際に、清水の武器である
樫の木の棒に太刀をたたき折られて、やむなく敗走した。
「無念だ。清水の外道は絶対に許せね~!ピコーン(AA略)。
そうだ、清水より破壊力のある武器を作ればいいんじゃね。」
源六郎は早速、8尺の鉄の金棒を作らせて、その金棒を振り回しながら再度戦場に向かった。
「清水でてこいや~!」
ところが、お目当ての清水の姿はなかなか見つからず、半切れ状態の源六郎は金棒をぶんぶんと振り回して目に入
った人馬問わず金棒の餌食とした。
とそこに、北条方の太田下野守と鉢合わせした。下野守は源六郎の舅である。
「おい、婿殿。貴様の働きは敵ながらすさまじいものだが、罪のない馬まで殺すのはやりすぎだろJK。
ちゃんと人間を狙って金棒をふりまわせよ。」
それを聞いた源六郎は、
「さてはよく申されたものよ義父上。されば、人間のみ打ちましょうぞ。
それがしの金棒を受けて下され、義父上!」
と金棒を下野の脳天めがけて振り下ろした。下野はあわてて太刀で防ごうとしたが、8尺の鉄棒の前には何の意味
もなく、「どうっ」と落馬して深田に落ちた。
源六郎はそれで気がすんだのか、ご機嫌で自宅に帰った。
「妻よ、今帰ったぞ~」
「殿、今日の手柄はどうでした?」
「いや~、あの憎き清水にリベンジすることはできなかったけど、戦場でそなたの父と会ったぞ。
義父上がワシに何か話しかけてきたけど、その返事に金棒で殴っちゃった。ありゃ~間違いなく重傷だな。」
それを聞いた妻は大いに驚き、慌てふためいて戦場跡に行って、父と再会した。
脳天をこなごなに破壊され、泥まみれの物言わぬ父と。
その妻は父の葬儀が終わるや尼となったという。
(続武者物語)
425 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 17:36:20 ID:1Sk9LQDk
>>411これだけナチュラルに脳筋だと
人生なんの悩みもなさそうだな
コメント一覧
ただの異常者だ。
平気なんだろうな、屈強だし。
と思ったが全く悪びれてないし擁護は出来んな
黙れ綿棒