67 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/28(木) 19:49:29 ID:X39e+y0C
新納忠元には、可愛がっている愛妾がいたこの娘は和歌が上手で、忠元も彼女のそんなところを愛していた
ある日、忠元が娘の元を尋ねると、娘は一心に何かを書いていた
ははあ何か歌でも思いついたかと忠元は思い、
娘に見せてみろといったが、娘は頑としてそれを見せなかった
見せろ、嫌だの問答がしばらく続き、やがて娘はその紙を飲み込んでしまった
瞬間、忠元はキレた。
娘が歌を見せたがらないのは、おそらくはあれが浮気の歌だからだ
忠元はそう思い、太刀を取ると娘の首を刎ね
その喉の奥から歌の書き付けられた血まみれの紙を取り出した
紙には娘が忠元を想って書いた歌が書き込まれていた
新納忠元の後味の悪い話
76 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/28(木) 20:29:01 ID:X39e+y0C
思い出せなかったから書かなかったが、飯食ってたら娘の歌思い出した「人ならば浮名やたたん小夜ふけて 枕にかよふ軒の梅が香」
これ読んだ忠元は大泣きしたそうだが、なんともねえ
78 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/28(木) 20:41:41 ID:5cwGUUlt
>>76これどういう意味?
「他の人の所に通ってるって噂があるけど、立派な身分の男性ならしょうがないよね。
夜が更けてもあの人を待っている私の枕元に通ってくれるのは軒の梅の花の香りだけだなあ」
的な?
せっかく来てくれた相手に愚痴っぽい歌見せたくなかったんだろうか…。
79 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/01/28(木) 20:45:16 ID:X39e+y0C
>>78うん、そんな感じ
忠元は他にも本妻とか側室いたから
コメント一覧
この話の本質って想いあっている者同士でも
ここまで苛烈な行動を取らないまでも似たような経験は誰でもありそう
プライドが大事な糞野郎だっただけのこと
もし本当に浮気でもしてたなら娘の家族も打ち首とかあり得る時代だし
まあ忠元さん当時にしても気が短いとは思うがw
娘もタイミング悪いことしなけりゃ良かったのに
こいつはちょっと行きすぎのケースではあろうが
そういう時代もあったとしか言いようがない。
プライドを傷つけることが愛の否定だった時代。
この前オレの首はねた元職場みたいじゃないか
成仏してくれ