727 :名無しさん@おーぷん :2015/07/17(金)18:46:53 ID:9SQ
80歳近くなっても健脚だった祖父はよく近くの海岸へ車で行き、海岸を散歩していた。私もたまに同行した。
散歩の間、車は海岸近くの駐車場に停めていた。
そこは、普通の家が敷地を有料駐車場にしている所で、少し離れた所にある公園の駐車場より料金が高い。でも父は必ずそこに停めた。
駐車場の入り口にはお婆さんが座っていて
入ってくる車から料金を受け取っていた。(時間制ではなく、一日いくらの料金設定)
雨の日も雪の日も、真夏の猛暑の日でもお婆さんはいつも座っていた
トイレとかどうしてるんだろ?とか、他人事ながら心配だった
(父がよく飲み物を差し入れしてたので)
お婆さんの顔は日に焼けて真っ黒で、シワシワだった。
無口な人だけど、父や私には優しかった
祖父は自分の母親の面影を、そのお婆さんに被せているようだった。
祖父は急な病で倒れてしまったが
病床でも「お婆さん元気かな。暑いけどちゃんと水飲んでるかな」と心配していた。
祖父が亡くなってから、そのことを告げに行って知った事実
80過ぎか、もしかしたら90歳近い?と思ってたお婆さんは
まだ60代だった…
同居してる息子一家から「ブラブラしてないで働け」と言われて、駐車場の料金係をやってるそうだ
お婆さんはニコニコしてるだけで何も言わなかったけど
そこの近所の人が「持ち場を離れると、料金取りっぱぐれたんじゃないかと怒られるから
ろくにトイレにも行けないみたいで可哀想」とか言ってた…
自分にとってはなんか色々衝撃だった
728 :名無しさん@おーぷん :2015/07/17(金)18:47:45 ID:9SQ
あ、フェイク入れようとして大失敗父です、祖父じゃなくて。
コメント一覧
お婆さんはニコ動してるだけで何も言わなかったけど
に見えて焦った
中途半端。
養ってやれよ