197 名前: ツール・ド・名無しさん 投稿日: 2006/08/26(土) 01:04:21
数年前友人と一緒に自転車を組んだ。友人も漏れも同じようなスペック クロモリのフレームにティアグラ、ALEXのホイール
2人とも速く走るのに憧れて組んだ自転車だった、だが、
漏れはその後パーツ交換にはまり、走るために買った自転車が新パーツを組み込むこと自体が目的になってしまった。
友人はその後しっかり自分の目標に向かってその自転車でコツコツ練習していたらしい、
山が好きなヤツだったので、高い金払って遠くまで輪行して、
各地でタイムアタックみたいなことをしていた。
漏れはそんな彼を心のそこで「オタクだな」と笑っていた。自分がパーツオタであることを気づこうとせずに。
最近数年ぶりにその友人の家に行った。
まだあの時作った自転車を使っていた。
「まだこんなスペックの自転車使ってんのかよw」 漏れはバカにした。
ホイールだけはオープンプロになっていた
友人の自転車を勝手に体重計に乗せ、その重さに満足感を覚えていた。
「おまえの自転車9キロかよwww漏れのは6,8キロ切るぜww」
友人は「すごいなぁ、うらやましいな」と言っていた。
しばらくしてポラールのログデータに目がとまり、開いてみた。
その友人が乗鞍に登った時のログだった。
あまりの速さに息を呑んだ、数年前とは別のようなBR1級の記録だった。
「オマエすごいなぁ・・・」本音がポロっと出た。友人はコツコツ夢に向かってまい進していた。
なんでも、その友人はヒルクラではそれなりに名の知られた市民レーサーで、
大会にもなんどか入賞しているとのことだった。
雑誌にも取材されたことがあるといっていた。
漏れは自転車の部品の事には詳しくなったが、自転車で何かをしてはいなかった・・。
漏れの自転車のスペックはCR1 TEAM ISSUE、レコード、BORA G3
だけど人間としてのスペックは友人の自転車の頃から変わっていない。
コメント一覧
そのままスペック厨になってしまった友達を思い出す。
ちゃんと頑張ってる人って自慢しないんだよね。
スピードを求める者、パーツを求める者、ただそれだけの違いで
お互いがそれぞれに夢中になったんでしょ?
友人は自転車競技というスポーツとして楽しみ、書き手はいわば
プラモデルの延長という感じで楽しんでいたのかな?
同じ自転車を用意しても、十人十色、楽しみ方もそれぞれだね。
同意
それ以外の人間としてのスペックはたいしてかわらんだろ。
自転車好きであるが故に、だからこそ、本来の乗り物としての自転車を楽しんでなかった自分に気付いて嫌になったんだろ。
そりゃあ興味無い俺らからしたら、どっちもようわからんマニアじゃんwだがね。
たとえばプラモマニアなら、限定品は必ずゲットで何でも知ってるが長らく箱のまま山積みのマニアと、商品に詳しくはないがプラモ制作の腕は一級でコツコツ作って出展してるマニア、みたいな違いなんじゃね?
あるもんなのかね?金と時間を少し掛ければ、極められそうな
もんだが。
友人は友人で、「あいつの自転車かっこいいなー。それに比べて
俺のはボロくて恥ずかしい・・・。」って引け目に思ってるかもしれないし
まぁそんなもんだよ。他人はスゴく見えるんだ。
深くても浅くても自分が満足できるならいいだろ。
趣味なんて自己満足だけの世界なんだから。
職業にしたら別だけどな。
アイツは記録を次々と塗り替えている
とかいうかっちょいいオチが付くかと期待した俺
( ;∀;)イイハナシダナー
「友人」は走ることに夢中だったんだろ
どっちが良くてどっちが悪いなんてあるかよ
自分でそれに満足してるかあるいは納得してるか
周りから見れば不遇でもそこに後悔が無ければ良いんだ
とりあえず後悔が残るような人生なんて誰も送りたくないもんな
パーツ交換なんてただの買い物だから。
普通はスポーツで実力伸ばしてる方の彼を
カッコイイと思うのが普通じゃね?
お座敷バイクという言葉もある。
若い男で自転車好きなら、やっぱり乗らないと。
ってのをどこかでみた
それが一番カコイイな
元がそれならいいのに
プライスレス
一度を活躍しなかったパーツ代
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