383 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2013/10/21(月) 20:19:50.96 ID:/CS/OUr4
大阪冬の陣でのこと藤堂高虎の部隊に岸本某という射手がいたのだが、
ある日、陣地を離れなんと大阪城の堀際にまで行って、そこで火矢を連発した。
ところが、この時ふとしたはずみで弓を堀に落としてしまった。
堀の深さは一丈あまり(約3メートル)、大阪城からの攻撃もあり、これを取るのは誰が見ても
甚だしく難しいものであった。
ところが、この岸本某はゆっくりと自分の甲冑を外すと、堀を降り始めた。
城中からは、そんな岸本に霰のように矢弾が集中した。
これには味方の者達も驚き、岸本の所属する部隊の隊長や同僚が駆け寄って
「帰って来い!帰って来い!」
と叫んだが、岸本は聞かずついに堀の底に降り弓を取り戻すと、再び上がって甲冑をつけ、
そしてゆっくりと歩いて陣地へと戻った。
彼の体には、傷ひとつ付いていなかった。
これを見た者達は驚愕し、「あいつは神だ!」と言った。
(観者駭嘆して似て神と為す)
(宗國史太祖記)
大阪冬の陣で、神認定を受けた高虎配下の武士についての話である。
コメント一覧
水堀でもないのに甲冑を外したのはなぜか
ただ度胸を見せつけたかっただけ?
水がなかろうと何十kgだかの重りを括りつけて3mを降りたり登ったりできるんかお前は
ネタにマジレスを
返すのもどーだろーな
度胸試ししてたまたま無事だったエピソードを何で載せようと思ったんだ。