306 名前:人間七七四年[age] 投稿日:2010/03/15(月) 15:54:54 ID:BmyniogW
制外の家結城秀康が参勤のため江戸に向かっていたところ、行列が碓氷峠の関所に到着した。
関守「騎馬に徒士の家臣、足軽に弓槍鉄砲、ん?鉄砲ですか?」
結城家家臣「いかにも、鉄砲がござる。参勤のため軍役のために必要でござろう。」
関守「いけませぬ!箱根と同じく碓氷峠の関所は『入り鉄砲に出女』は禁止事項です。
将軍家の決められた法度を破るわけには参りません。ここを通過させるわけには参りません。」
結城家家臣「なぜ?当家は『制外の家』ましてや将軍家一門にござるぞ!通しなされ!」
関守「制外の家なんて知りません!だめ!鉄砲はおいてきてください!」
結城家家臣「なんだこの面倒くささは!通せ!それともお前、三河者か!??」
こうして、内容が結城秀康の耳に届いた瞬間、秀康にスイッチが入った。
秀康「成敗!」
関守はおそれた。なんと言っても自分を斬るために万余の軍勢が今まさに前進しようと
いうのだから。そこで、江戸にお伺いを立てた。
結果は鉄砲付きで通してよいというものだったと思うが、詳しくはわからない。
ただ、事態収拾に成功したと共に徳川秀忠がこの事に関してのコメントがわかっている。
徳川秀忠「関守は・・・兄上(秀康)に殺されなかっただけでも幸いであった。」
コメント一覧
成敗の断行を待ってくれたんだから優しい
実は秀康も引っ込みが付かずに困っていた説
関羽だったらとっくに斬られてたな