302 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/04/23(金) 10:23:17 ID:QnZWhO2z
既出だったらスルーしてくれ上杉謙信と不思議な弾丸
謙信が武州忍城攻めをしたときのこと。
篭城の構えを取る忍城を、謙信は自ら見て回った。
狭間口まで来たとき、やぐらの上から成田の兵たちが10人ばかり、
鉄砲で彼に銃弾を浴びせた。しかし、弾はあたらない。
謙信はこれをものともせずに忍城を見ている。
兵たちは自分達が相対している武者が敵の大将だとは知らなかったが、
ともかく再び銃撃した。しかし、やっぱりあたらない。
とある兵が
「ああいう勇猛な武将には弾丸は当たらないって聞く。
城内に金で出来た弾丸があるから、それを使ってみよう」
と言い出して、3発も撃った。しかし、3発ともことごとく謙信から外れた。
兵たちはついに鉄砲を投げ出し、
「このような名将を我ら如き雑兵で殺してしまってはもったいない!
どうぞお帰りあれ!」
これを聞いた謙信は、悠々と馬首をめぐらせて陣に戻った。
上杉の家臣も関東の諸将も、この不思議な光景を固唾を呑んで見守っていた。
その夜、家臣の宇佐美定満が謙信に意見した。
「かの源義経も、弓矢の的になった際に家臣に諌められております。
今日の殿も同じ。敵の弾に当たって死ぬなど犬死にござる。
以後、お気をつけられよ」
謙信は
「確かにお前の言うことはもっともだ。
が、人間は死のうと思えは生き、生きようと思えば死ぬものだ。
心を集中して動じていなければ、火に入っても焼けないし
水に入ってもおぼれぬ、とある人に言われたのだよ」
そう言って笑った。
これには宇佐美も何も言えなかったという。
(家臣たちの心臓に)悪い話。
303 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/04/23(金) 11:13:49 ID:Bfov9QvL
鉄砲の有効射程を把握してて、「あの距離じゃどうせ当たらないよ」って言ってたらいい話なのに。323 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/04/23(金) 18:40:51 ID:lXUcfwmf
>>303「何を怯えている!
あんな遠くから撃っててあた(ドカーン」
合衆国の南北戦争時の南軍某将軍(名前忘れた)の最期の言葉ってネタもありまして。
326 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2010/04/23(金) 19:39:31 ID:dHNF9jI7
>>323それは北軍のセジウィックじゃないかな
スレチですまん
コメント一覧
こういうときは銀の弾丸を使うんだ
俺新人プログラマーだけど先輩に銀の弾丸なんて無いって言われた。