290: 本当にあった怖い名無し:2010/12/08(水) 06:08:01 ID:xAw8pLcQ0
今さっきまでの話。 長くなるけど許して。
俺はアパートの近くのラーメン屋で働いている。
今日も店長とバイトの俺2人でがんばってた。
閉店間際になって一人の若い女性が来店。
「以前から気になってたんで入ってみたかったんですよーw」
と、気さくに話しかけてくれたし、
3人ともこの近くに住んでいるので地元の話でかなり盛り上がった。
そして、ついには閉店の時間となってしまった。
店のシャッターを閉めて、俺と店長で酒をやりながら後片付けをするのが日課だった。
だが、3人ともなんとなく名残惜しい気がしたので、特別にその女も入れて飲むことにした。
うちに来る前にもかなり飲んでいたようなのだが、「1杯くらいなら大丈夫だろう」と、
店長も高級日本酒を出して俺たちに振る舞ってくれた。
この1杯が始まりだった。
後片付けをしていると女が仕事の話をしだした。
どうやら保育園で働いているせいか、ストレスもかなり溜まっていたらしく、
職場の愚痴を延々と聞かされ、最後には泣き出す始末。
「私は子供のために!あの子たちのためにね!!」
と、どんどんエスカレートしていった。
さすがに明日も仕事があるのでここで切り上げよう、と言ってもずっと泣いてる。
これには店長も参ってしまい、残りの後片付けは店長がやり、俺は女を送ることに。
外は雨が降っているし女も一人で歩けないしこいつの家の正確な場所は知らないしで最悪だった。
仕方ないので未だに泣いている女から方向だけを聞いて歩いた。
「ごめんね、こんな女で本当にごめんね、何でそんなに優しくしてくれるの?キスしてくれる?」
とか意味不明のことを散々言われたが全て無視。
ってか反応したらしたで更に泣く。
俺はとにかく早く女を届けて帰りたかった。
291: 続き:2010/12/08(水) 06:44:37 ID:xAw8pLcQ0
雨が強くなってきたので傘を買ったが、 「だめ!お願い!傘はやだ!!」
と言われてしまい結局傘はさせなかった。
近場なのに非常に困難な道のりだったが、なんとか女が言うマンションに辿り着く。
そのとき出入り口で、
「ねえ、こんな恋したことある?」
とか言われていきなりキスされた。自慢じゃないが俺は童貞だった。
「いやwwないっすwwマジでw何するんすかwww」
と、冗談交じりで言った途端、女の顔つきが突然変わった。
「…なに?騙してたわけ?」
本気の顔で言われた。めちゃくちゃ怖かった。
その後も「また!また騙された!男に!ユキちゃんに!!」などと泣き叫び出した。
ちなみに俺はユキちゃんじゃない。
発言のひとつひとつが気味悪くなってきたので早く帰ろうと思い、女の部屋を探す。
しかしマンションのポストには女の名前はどこにもなかった。
叫んでいる女に、
「本当にここで合ってるの?名前どこにもないよ?」
と優しく聞いた途端、叫ぶのをピタリと止めてこっちを見てきた。
「なに?部屋?聞いてどうするの?何で部屋聞くの?ねえ?優しいんでしょ?」
と襟元を掴んできた。
怖かったのもあるが、面倒くさい女にイライラしていた俺は店長に助けを求めた。
電話で越しに状況が伝わったのか店長はすぐに来てくれ、一緒に女のマンションを探すことに。
しかし、店長が来ても状況は変わらない。
「お前も!お前も!部屋に来たいのか!?だめ!!」と言い続けるばかり。
女の狂気っぷりにどん引きの俺と店長は、
嫌がる女を今度は近くの交番に女を連れていき助けを求めた。
だが、その後は交番の警察官にも絡みだす。
293: 続き:2010/12/08(水) 06:54:19 ID:xAw8pLcQ0
女「私の家?ふふ、おまわりさんが知りたいの?……そうなんだぁ!!私の家!知らないんだぁ!! だめ!!来ないで!帰りたくないの!一人で帰れるの!!帰ったらあいつに見つかるの!?」
警察官「あいつ?何か暴力でも……」
女「あいつよ!あいつ!!知ってるくせに!!おまわりさん!助けて!!」
↑こんな感じな会話をしていたが、段々と、
「あいつは家にいない」
「お祖父ちゃんしか私を見てくれない!!」
「だめ!近付かないで!一人で帰る!」(後ずさりながら)
などと、本当にやばかった。酒に酔ってるとかの問題じゃない。
あまりにも警察官が可哀想なので俺が近くのアパートやマンションを探していると、
「おい!そっちは危ないぞ!」
と、急に店長の声が聞こえたのですぐさま戻ると、
車が走っている道路を奇声を上げながら裸足で横断していく女の姿があった。
慌てた俺が女を追いかけて捕まえると、
「何で何でついてくるのよおおおお!助けてえええ犯されるうう!!!」
などと泣き叫び出し、また最初の状態に戻った。
俺が泣きたかった。
やっと、交番に連れ戻すと
「トイレに行かせろ!」
と叫び出す。
仕方ないので交番のトイレに行かせた。
警察官もさすがにお手上げ状態だったので、トイレに行った隙に
俺が女のバッグから財布と免許証と家の鍵を発見し、なんとか家は特定できた。
そして俺と店長で強制連行。
なんとか女を部屋のドアまで連れ出して押しこめようとするが、更に叫ぶ。
「ここどこ!?何で入ろうとするの!?私の部屋じゃないから!!やめて!あいつが!」
店長と俺は半ば逃げるようにして女を部屋に置いて行くことに成功した。
294: 続き:2010/12/08(水) 07:07:46 ID:xAw8pLcQ0
やっと安心できたのだが、 「このまま帰ったらあの女が何を言い出すかわからないから、一応交番に伝えておこう」
という店長の提案を受け、交番に戻ることに。
交番で経緯を話し終え、やっと帰れる……と思ったそのとき、
外から奇声が聞こえた。
交番のドアが開いたので、振り返ると、
「ねえぇ、何で交番にいるのかなぁ!?おまわりさんと何話してたんだよぉぉ!」
さっきの女が笑いながらそこにいた。
人間の笑顔ってよく見るとめっちゃ怖いのね。
本当に狂ってると思った。
「もう応援を呼びますから帰っていいですよ……」
という警察官の投げやりの言葉を聞いて、やっと俺と店長は帰ることになった。
交番から出た後、
俺「あれ…本当にやばかったですよね?」
店長「ああ、俺が1人で落ちつけてるときなんか、5人の男に囲まれてる、とか言ってたぞ」
などと話していると、またもや奇声が。
振り向くと、女がガラス越しにすごい形相で睨んでいた。
怖くなった俺と店長はダッシュで帰った。
長々とすいませんでした。
うまくまとめられずにすいません。
これを書き込んでるときに、玄関を蹴られた音がしました。
俺やばいのかな。
こういう保育士がいる保育園があるってことが信じられないわ。
コメント一覧
もしくは、こんな女も存在しなくて「俺」が統合失調症
それとも薬でもやってたのか
素面でこうならとっくに病院行きだろうし
心神耗弱による減刑じゃなくて
酒乱罪の加算を適用すべきだ
半世紀たってやっと自慢できるレベル
俺のじいちゃんマジ神だわ