597 :名無しさん@おーぷん:2016/08/07(日)16:24:16 ID:YVm
古田足日の児童文学「宿題ひきうけ株式会社」主人公は東京都下の小学校に通う5年生の男女4人組
宿題の多さにうんざりしていた彼らは「宿題ひきうけ株式会社」なるグループを立ち上げる。
同級生から有料で宿題の代行を請け負い、メンバーがそれぞれ得意な科目を担当し代行する。
難しい問題が出た時は、さらに別の同級生への「下請け」に出して解決。
このニュービジネスはうまく行くように見えたが、担任の女先生
(宿題をたくさん出す、厳しくて頭の硬い教師)にばれて強制解散。
その次年度、6年生に進学した4人組のクラスは新しい男の先生が担任することになった。
男先生は女先生と違い「子供はなぜ宿題をしなければならないのか」「なぜ就職しなければならないのか」を問い、
今の学校の勉強や企業での労働が
「人間が人間を蹴落とす野蛮なもの」でしかなく
「勉強も働くスタイルも本来、各自が自由に選択できるべき」
という理想論に導く。
4人組は、先生の紹介で「労働組合のお兄さんお姉さん」たちと知り合い、
その事務所に出入りするようになる。
お兄さんお姉さんたちは、「能率」の名の下に、労働者たちの休憩時間を減らしたり、
勤務管理を厳しくして締め付ける企業と戦っていたのだった。
かつて「宿題」に疑問を持って「株式会社」を作った自分たちと、
「人間らしい職場」を目指し戦う組合の人たちが
実は同じ目標に向かって同じ戦いをしていたのだということに気づく4人組。
彼らは学校の新聞部に入り、
「宿題や受験競争を強制されない自由な学校」
「勤務評定で縛られない自由な職場」
を目指しキャンペーンを張る。
ラストは、組合のお兄さんお姉さんたちとともに旗を掲げ、
シュプレヒコールを揚げて堂々とデモ行進する
主人公たちの姿(将来の空想)で幕を閉じる。
598 :名無しさん@おーぷん:2016/08/07(日)16:24:30 ID:YVm
この作品には主人公たちの「敵」として「栄養過剰のミツムラ」という同級生が登場する。ミツムラはいわゆるいい子で、先生の言うとおり宿題をこなし、けして反抗することはない。
それどころか
「学校は勉強をするところだ」
「自分が生きるための術を嫌がって避けるのは死ぬのと同じこと」
などと、偉そうな言葉を主人公に投げかける。
このミツムラ君の外見は作中で
「太りすぎで手足が短く姿勢も悪く、歩く姿は醜いどころか笑える」
などとさんざんな表現で描写されている。
主人公たちはこのご立派なミツムラ君を何度もからかって逆襲し、
最後はクラスに根回しし孤立させる。
作者の意図としては、当時(昭和40年代)の受験戦争やモーレツ企業戦士に対する批判なんだとは思うが、
目の前で乗り越えなければならない「宿題」程度のものから理屈をこねて逃げ続けたうえ、、
クラスメイトの容姿をけなし、ひどい渾名を付け村八分に追い込んで
「やっつける」体験に味を占めたこの子たちが
将来どういう大人に成長するのか考えると、かえって空恐ろしい。
628 :名無しさん@おーぷん:2016/11/15(火)22:02:18 ID:YEE × >>598
古田足日は共産党員。少年サンデー連載の戦記漫画を連載中止に追い込んだ、「あかつき戦闘隊事件」の首謀者として悪名高い。
児童文学に組合マンセー、資本家倒せの主張はもちろん、
自分たちの主張に異議を唱えるたとえ子供でも反革命分子であり
醜く愚かな人間だからどんな手段を使ってでも叩きつぶすべきという、
いかにも左翼らしい意識が作品中に溢れているのは当然だ。
コメント一覧
はだしのゲンを思い出した
「おしいれのぼうけん」や「忍術らくだい生」の作者だね。
北川幸比古が在日米軍を侵略宇宙人、自衛隊をその傀儡「遊撃隊」になぞらえた
「日本子ども遊撃隊」もそうだけど、1960年代は児童文学も“政治の季節”だった。
今なら「いじめを助長する」とか言って
違う方向から抗議が来そう。
もっと全体を幸せにできるツールを提案できるのかと。
ただ自分が気に食わないことを「おかしいことだ!」と
道徳論にすり替えて文句を付けやすくするのは簡単だ。
「嫌い」が必ずしも「よくない」こととは限らないこと、
それさえ認識していない人間の行動は怖いだけ。
大学剣道部で「週4回の稽古はきつい。上下関係もなくし、
もっとフランクリンに!」と叫ぶ奴がいたりして、ならば
体育会系に所属しない自由もあると思うが、彼らの前で
俺は「上下関係は精液の液量を増やす性的なツールだ!
命令される裸踊りでどれだけ勃起するか、強制される
公開センズリでどれほどキンタマが活性化するか!」と
言い放ってその場でふんどしまではずして素っ裸になり、
柔道部で普段やらされている裸踊りをすべて披露したら、
6人ともあまりの衝撃に脱糞しており、俺はそれに対し
「脱糞は着衣のままするんじゃねえ! 汚れるだろうが!
柔道部の1年生は下剤を大量に飲まされたあと素っ裸で
道場内をランニングさせられるけど、それは大切な道着を
汚させないための先輩がたの厚意だ!」と叫び、全裸で
堂々とデモ行進する汗臭い柔道部員たちの姿(叶わぬ夢)で
人生の幕を閉じることができたらどんなに幸せだろう。
これが左翼のムカつく所
「学校の宿題」も「職場での課業」も
どちらも人が人を蹴落とす競争を強いられることだから
共に打倒するべき!!
↑こういうことが言いたいのかも知れん。
普通に学校出て就職した私には理解不能の理屈だが。
>どちらも人が人を蹴落とす競争を強いられることだから
>共に打倒するべき!!
あーだから生活保護の不正受給をアカヒあたりが
必死で擁護してるんだね
そういう人達は
「自分が責任を持って」「社員とその家族を養うために」
決断をする立場には永遠にならないから
正当な敗北感もないどころか
やがて崩壊する理論で既存の正当を覆そうとするのよ
劇中で「栄養過剰のミツムラ」がされたやつだね。
彼に対するあまりといえばあんまりな扱いから、
共産党はデブを毛嫌いしてることを知った。
どちらにも賛成できない
「これからの科学は米国や西欧ではなくソ連の時代だ!」とか言って、
科学用語覚えるために英語でなくロシア語勉強しているくだりがあり
共産党色があからさま過ぎてワロタ