メモリーズ・ハイ
コピペ投稿者:名無しさん
投稿者ID:udhqKGdD
コピペ投稿日時:2017/09/13 23:04
コピペ投稿日時:2017/09/13 23:04
245 名前:名無しのオプ[sage] 投稿日:2009/07/08(水) 00:03:42 ID:nu/yQ7po
『ご利用ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。』 店員に見送られながら、私はその店をあとにした。
私は記憶を売った。金額は100万円。自分がどんな内容の記憶を売ったのかは覚えていない。
だが、今手元に100万円の現金と領収書がある。そこには確かに、私が記憶を売り、その対価を受け取った旨が記載されている。
私が記憶を売ったのは間違いないようだ。
それにしても、100万円の価値がある記憶とは、一体どんな記憶だったのだろう。
そう考えると、自分がどんな記憶を売ったのかが気になってしょうがない。
なんとかして、記憶を取り戻すことはできないだろうか。そう思った私は、翌日、再びその店を訪れた。
「すいません、自分が売った記憶を返してほしいのですが」
『申し訳ございません。当店では記憶の返還は取り扱っておりません。ですが、買い取っていただくことはできます。』
「では、100万円はお返しします。これで・・・」
『こちらの商品は150万円となっております。』
「え?でも元は100万円で私が売ったものですよね?」
『はい、ですがこちらの記憶のお値段は、今日現在で150万円の値がついております。明日以降になれば、さらに値上がりするかもしれませんよ。』
そんな馬鹿な!たった一晩で50万円も値上がりするなんて!
それほどまでに価値があったというのか、私が売ってしまった記憶には。。。
これは、なんとしても取り戻さねば。
そう思った私は銀行へ向かい、預金を下ろして50万円の現金を用意した。
『お買い上げありがとうございます。こちらが商品でございます。』
その刹那、私は目の前がかすむような感覚を覚えた。数秒後、私は自分の売った記憶を思い出した。
私の売った記憶の内容は、「七夕デートが雨で台無しになった」というものだった。
なぜ、こんな記憶に150万円もの価値が?
呆けている私の横で、別の客との手続きを済ませた店員が言った。
『ご利用ありがとうございました。”またのお越しを”お待ちしております。』
コメント一覧
んで、くだらない内容だからとまた売る、と
これだからドラクエで売り買いを学ばなかったやつは…
ネタでもこれはねぇわ 仕入値で売ってたらそれもうただのボランティアやんけ
おそらくだけど自分が売った記憶を他人が買うことはまずないだろう
自分が売った記憶がどんなのだったか忘れてしまった自分が気になって高値で買い戻す
それだけで利益を得てるそういう商売の店なんだと思うよ
メモに控えておく
そのメモの存在を忘れる
スマホの日記も勝手に次々と消えていってしまったのです
文句があるなら文章で書けよ、ことわざマン
→どんな記憶か気になる
→買い戻したい
→現在の売値は150万です
→納得いかないものの買い戻す
→なんでこんな記憶にこんな値が?イラネ
→売りに行く
→現在の買い取り額は100万円です
→納得いかないものの売る
ループ
いやまてよ、売ったという記憶も売ったという記憶も売ったという記憶も売ったという記憶も売ったという記憶も売ったという記憶も売ったという記憶も売ったという記憶も売ったという記憶も売ったという記憶も売ったという記憶も売ったという記憶も売ったという記憶も売ったという記憶も...