ある不動産会社から依頼が来た。過去のその不動産屋:担当者からの依頼で仕事をやったことがあり、お互い全く知らない間柄でもなかった。
現場は少し古いマンション。近隣の住人が
「異臭がする」
と言ってきたらしい。不動産業も長年やっていれば、住民が「異臭がする」と言ってくれば腐乱死体かゴミ屋敷かどちらかしかないと判断する。あとは、せいぜい排水溝の問題くらいである。
今回は、腐乱死体だと判断したらしく、
「ドアを開錠するので立ち会ってほしい」
という依頼だった。
現場に行ってみると、やはり腐乱死体の異臭が漂っていた。異臭の原因は腐乱死体に間違いない!
いつも通り手袋をして、ドアを開けるため鍵を預かった。
手袋を着けている間、一応、ドア回りを見回したら、ドアの淵が妙に湿っていて、よく見ると隙間にかすかにウジの姿が見えた。
「遺体は玄関ドアから近いところにあるな」
と内心警戒しながら、何となくイヤーな予感がしたので、
「第三者が最初に開錠して、後々に法的な問題が発生したらマズイから」
と、不動産屋に鍵を返して、不動産屋にドアを開けてもらうことにした。
「あ、そうですかぁ・・・」
と言いながら、少し嫌そうにしながら不動産屋は鍵を受け取った。不動産屋が嫌そうにしたのは、私だけが着けている手袋が気になったからであって、中の状況に不安感があってのことではなかったと思う。
渋々、その不動産屋は開錠・ドアを開けた・・・その途端、腐乱死体が不動産屋に抱きつくように被いかぶさってきたのである。
死体は、ドア金具に紐を掛けて首を吊ったまま腐乱していたのである。
不動産屋は
「ぎゃーっ!!!!!」
と悲鳴をあげて倒れこんだ。そして、その上には腐乱死体が!私も驚いて
「ウワ~ッ!!」
と声を上げて後ずさりしてしまった。
もう、ビックリして頭の中が真っ白になった。
とりあえず、この場は何とかせねば!不動産屋は自分にのしかかってきた遺体を押し退けて言葉にならない嘆きの奇声を発していた。それはそれは悲惨な状況だった。
まずは警察を呼ぶべきなのに、不動産屋は
「先に俺を助けてくれ!」
という状態に。それでも警察に一報いれてから、消毒剤を使いながら汚れた身体を清拭し、汚れた服を脱がせ、私の着替用の予備作業服を着せてあげた。不動産屋の服や身体には腐敗液がベットリ着いて、とっさに遺体を押し退けた手は、それこそ腐乱死体の手のように汚れていた。
近隣の人も集まってきて、大騒ぎになった。
そのうちやって来た警察に、その場はバトンタッチして一時退散。
「もし開錠を自分がやっていたら・・・」と思うと・・・たまらん!
よく「虫の知らせ」と言うが、ウジの知らせで助かった!私であった。
ウジさん、いつもアナタを虐めている私を助けてくれて、どうもありがとう!
現場は少し古いマンション。近隣の住人が
「異臭がする」
と言ってきたらしい。不動産業も長年やっていれば、住民が「異臭がする」と言ってくれば腐乱死体かゴミ屋敷かどちらかしかないと判断する。あとは、せいぜい排水溝の問題くらいである。
今回は、腐乱死体だと判断したらしく、
「ドアを開錠するので立ち会ってほしい」
という依頼だった。
現場に行ってみると、やはり腐乱死体の異臭が漂っていた。異臭の原因は腐乱死体に間違いない!
いつも通り手袋をして、ドアを開けるため鍵を預かった。
手袋を着けている間、一応、ドア回りを見回したら、ドアの淵が妙に湿っていて、よく見ると隙間にかすかにウジの姿が見えた。
「遺体は玄関ドアから近いところにあるな」
と内心警戒しながら、何となくイヤーな予感がしたので、
「第三者が最初に開錠して、後々に法的な問題が発生したらマズイから」
と、不動産屋に鍵を返して、不動産屋にドアを開けてもらうことにした。
「あ、そうですかぁ・・・」
と言いながら、少し嫌そうにしながら不動産屋は鍵を受け取った。不動産屋が嫌そうにしたのは、私だけが着けている手袋が気になったからであって、中の状況に不安感があってのことではなかったと思う。
渋々、その不動産屋は開錠・ドアを開けた・・・その途端、腐乱死体が不動産屋に抱きつくように被いかぶさってきたのである。
死体は、ドア金具に紐を掛けて首を吊ったまま腐乱していたのである。
不動産屋は
「ぎゃーっ!!!!!」
と悲鳴をあげて倒れこんだ。そして、その上には腐乱死体が!私も驚いて
「ウワ~ッ!!」
と声を上げて後ずさりしてしまった。
もう、ビックリして頭の中が真っ白になった。
とりあえず、この場は何とかせねば!不動産屋は自分にのしかかってきた遺体を押し退けて言葉にならない嘆きの奇声を発していた。それはそれは悲惨な状況だった。
まずは警察を呼ぶべきなのに、不動産屋は
「先に俺を助けてくれ!」
という状態に。それでも警察に一報いれてから、消毒剤を使いながら汚れた身体を清拭し、汚れた服を脱がせ、私の着替用の予備作業服を着せてあげた。不動産屋の服や身体には腐敗液がベットリ着いて、とっさに遺体を押し退けた手は、それこそ腐乱死体の手のように汚れていた。
近隣の人も集まってきて、大騒ぎになった。
そのうちやって来た警察に、その場はバトンタッチして一時退散。
「もし開錠を自分がやっていたら・・・」と思うと・・・たまらん!
よく「虫の知らせ」と言うが、ウジの知らせで助かった!私であった。
ウジさん、いつもアナタを虐めている私を助けてくれて、どうもありがとう!
コメント一覧
本当に死にたくなったらそんなこと考える余裕もないだろうけど
それなら海のど真ん中で航行中の船からの入水がオススメ
死体はまず上がらないから処理の必要がない
捜索が入っても海保だから費用はゼロ
ちなみに「綺麗なまま死ねるから」という理由で雪山に入るのは賢い選択でない
ほぼ確実に、野生動物に食い散らかされてボロボロになる
捜索も民間に依頼するから高くつく
臭い
いたい
ウジさん
人に迷惑かけまくりじゃねえかそれ
客が消えた客船、乗組員が消えた船、船を貸した相手が船と共に消えられた人、登録されてる船が出港したきり帰ってこない港の管理組合、行方不明になって探し回る周りの人達、通報受けて探す警察や海保
それに海保だから費用ゼロ?
どこから金出てると思ってるんだ
死ぬことに詳しいです的な中二チックな事がやりたいんだろうけど
もうすこし物考えてから書き込めよ社会不適合者
No.57627がお勧めよ
「ウワ~ッ!!」とかいう台詞回しが
楳図かずおの漫画を思い出させるな
物凄い早口で言ってそう
投稿者ありがとう
アパートは事故物件にならないし、おじゃんになるのは自分の車だけだしいいのでは?