328: 名無しさん@おーぷん 2015/09/08(火)00:32:29
宗教が絡んでいるので、不快に思われる方はスルーお願いします。中学のとき、A子と知り合った。
仲良くなったきっかけは、
お互いパティシエになるのが夢だと知ったこと。
A子はその頃からとても才能がある子で、高校生になると、
学生だけの賞で入賞したりした。
A子はこのまま夢に向かって
頑張っていくんだろうって、みんなが思ってた。
でもA子の両親が何故だか進学費用を出してくれなくて、
高校を出てすぐ、地元の企業の事務に就職した。
A子はお金を貯めていつか学校に行くと言ってくれた。
一方私は上京し、製菓の学校に進学。
卒業後はもちろんケーキ屋さんに就職。
A子から久しぶりに連絡があったのは、20歳を超えたある日。
選挙のお願いだった。
A子どうした!と思って地元の友達に聞いたら、
A子がとある宗教の2世だったと知った。
A子はあれから仕事の合間を縫って、そちらの活動をしているのだとか。
A子は夢より、そちらを優先したらしく、
お菓子ももう作っていないらしい。
親がお金を出してくれなかったのも、そちらの活動のためだったそうだ。
それを知った私は、夢を諦めないでよ!とは言えなかった。
自分は、進学費用も親に出してもらって、
生活面では困らない暮らしをしてたから。
それからまた数年後、私がケーキ屋でどうにかやっていた頃、
またA子から電話があった。再び選挙のお願い。
A子は、私が数ヶ月後に海外に武者修行に行くことを
地元の友達から聞いたそうで、
「すごいねー。頑張ってるねー」
と、言った。
私はその時なんだか悲しくなった。
だって、学生の頃A子に憧れていたから。
A子の方が夢に近かったはずなのに、と思った。
あれから更に年月が流れたけど、いまだにあの頃を思い出す。
あの時A子の親御さんが進学を許してくれていたら、とか、
そもそも2世じゃなかったら、とか。
それともあの時やっぱり、「諦めないでよ」って
私が言うべきだったのかな。
A子の作るお菓子は本当に美味しかったから、
アレを多くの人に食べてもらえないのが残念でならない。
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