810 :本当にあった怖い名無し :2006/04/14(金) 22:29:02 ID:HdLt7t4p0
「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」 「なにっ!?また後ろをとられてもうた!?」
「馬鹿な!スピードが身上のキー坊の後ろをとり続けるなんて朝昇でも無理だぞ!」
「どないすればええんや!?このままやと振り向いた瞬間に倒されてまうやん!
はっ!?そうや、メリーさんは常に後ろをとって相手を倒す。なら…」
「キー坊!いきなり仰向けに倒れるなんて、なにを考えているんだー!?」
「わ、私、メリーさん…い、今あなたの…くっ!?」
「ああ!?キー坊が、倒れた姿勢でメリーさんの下半身を攻撃している!そうか、あれは地功拳か!
倒れていれば背後はとられない!メリーさんは今まで必ず背後からの攻撃で相手を倒してきたから
グラウンドの攻防を知らないんだ!だからダウン中の相手に効果的な攻撃ができない!」
「く、私、メリーさん、今フットスタンプを極めるの…」
「モーションがでかくてすきだらけや!」
「やった!キー坊のヒールホールドが極まった!あれはぬけだせないぞ!」
「(私、メリーさん…都市伝説の誇りにかけて、負けるわけにはいかないの)う、うぎゃあああー!!」
「メリーさんが、自分から足を壊してぬけだした!」
「すごいやん、メリーさん。わし、強い奴みるとホンマ尊敬してまうんや!」
「わ、わたし、メ…リー…さん。今、あなたの…う、うしろに…」
「いくらメリーさんでもあの足じゃ後ろに回るのは無理だ!」
「すごいやん、メリーさん。わし、強い奴みるとホンマ尊敬してまうんや!
でも、もうやめとけや。またその足が治ったらもっぺん勝負や」
「ふ、私の負けのようね…でも不思議と悪くない気分だわ。足が治ったら修行をやり直して
もう一度戦いにいくわ」
「ああ、いつでもいいで!」
「メリーさんか。この…役立たずめ!」
「ああ、お前は!?うぎゃああああ!!!」
「なんやて!?メリーさんが何者かに殺られた!?なんてことや…く、わしが仇とったる!」
そして新たなる戦いが幕を開ける……
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