292 :本当にあった怖い名無し:2009/05/04(月) 07:40:15 ID:dG3Hhq/9O
私が以前勤めていた老人ホームに、百歳過ぎのお婆ちゃんがいた。 身寄りが無くて、入所してから面会に来る人は一切いなかったけど、明るくて元気な人だった。
ある日の朝、お婆ちゃんがすごい嬉しそうに、
「昨日の夜中なぁ、息子が海軍からやっと帰ってきたんよ。航空隊で戦闘機乗っててん。母さん、長い間寂しい思いをさせてごめん。お迎えに来たよって。でも私、まだ施設の職員様達にお礼言ってないから行けん言うたの。だからね、〇〇ちゃん、今までありがとうございました。」
夜中に息子さん?海軍?
たしか息子さんは18歳の時に、神風特攻隊で戦死したと以前言ってたじゃん!?
飛行服着た息子さんの写真を大切に持ってたし…
現実的にありえない話で、私は夢でも見たんだろうと思って、冗談言って返したけど、その翌日の朝、お婆ちゃんはヒッソリと天国に旅だっていた。
でも、かすかに微笑んでいて安らかな表情だった。
生前、お婆ちゃんは、やっと授かった一人息子が、自分より先に死ぬ悲しさをよく語ってくれた。
旦那さんも早くに亡くし、一人寂しく生きてきたお婆ちゃん。
天国でやっと家族と再会できて、幸せに暮らせるのかなと思うと、涙がとまらなかった。
コメント一覧
想像して泣いた;Д;)
久々に会えるもんだから照れくさくて
「迎えなんか行けるか、バカ。(息子に)お前行って来い」
なんて仏頂面で言いながら。
天国にも地獄にも行けず賽の河原で…ってことですね、分かります
故郷を愛せる人に成って下さい。
今、好きな事が出来る世の中で生きて行ける事を、
靖国の英霊になんて言いません。
何にでも良いから感謝出来る人に成って下さい。
これ、俺が操縦している飛行機。
乗ってくれよ。
天国でもかーちゃんと言う恐怖と戦うのか、エロ本とか隠しながら
にも活躍されたこのお婆さんにも、感謝を言わなくてはなりませんね。