960 名前:2ちゃんねるのどこか 投稿日:2009/06/03(水) 14:50:06
クラスの中で一人だけ「大縄跳び」がうまくできない男子生徒がいた。長さ二十メートルの縄をクラス全員で跳ぶ。中学校の運動会が迫っていた
その子がいないと何回でも跳ぶことができる。
先生は本人と話し合って声掛け役をお願いした。
このクラスが一番上手になった。
「優勝確実」
先生は思った。「これでよかったのだろうか」
運動会の前日、女子生徒が「一人だけ外すのはいやだ」と言いだした。
全員で話し合うことにした。まず本人の気持ちを確かめた。
「やりたい」
だったらみんなで頑張ってみようよ、という意見と、でも勝ちたいし、という意見に分かれた。
勝つって何? 仲間って何?―。最初は反対した子が言う。
「少ししか跳べないかもしれないけれど、一緒に跳べたら、外して跳べることより、もっとうれしい」。だれも反対しなかった。大切なものを見つけたようだった
当日だれもが驚いた。あの子の足元を初めて縄がすり抜けた。
みんな「やった―」。
ひっかかっても、跳べたことがうれしくて抱き合って喜んだ。最初は一回、次は二回。
中断するたびにそのクラスだけ歓声が上がる。
家族たちは不思議そうに眺めていた。跳びながら、みんな泣いていた
コメント一覧
跳べないやつにはとても回せないかと
私がクラスメイトならそれで優勝しても喜べないな
休み時間の度にやるから逃げられないし、目指せ○○回とかやってるから跳べば跳ぶほど重圧がかかった
運動が苦手でいつもひっかかっていた子は例の如くいじめられていた。
口パクするは
みなのため
と、歌がヘタすぎて合唱を口パクで終えた3軍厨房が言ってみる
いや、回すのって相当体力いるぞ。
ロクに跳べないのが縄を回せるかっていうと、無理だと思う。