死ぬ程洒落にならない
コピペ投稿者:名無しさん
コピペ投稿日時:2009/06/15 22:49
コピペ投稿日時:2009/06/15 22:49
248 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 19:03:28 ID:oRPruej00
私の中学生時代の話をします(今から15年ほど前の話です) 当時、私は内陸部の某県に住んでいました。
そのころ仲間内での流行りは渓流釣りで
学校が休みの日には釣り道具をリュックに入れて
自転車でいろいろな川に釣りに行っていました。
「その日」私たちは今までに行ったことのない川の上流部に
行ってみようということになりました。
上流部は放流魚ではない天然物の渓流魚が生息しており
それを釣ることは釣り人の誇りでもありました。
私を含め3名の友人は、いつもの釣りポイントを通り過ぎ
さらに川の上流部を目指して自転車をこぎました。
道は徐々に狭くなり、ところどころ落石もあります。
しばらく進むと道を遮る柵が見えてきました
「この先は降水量が○○mm以上になると、通行止めとなります」
という注意書きの書かれています。
私たちはその柵を手で押しのけて、さらに先へと進みました。
249 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 19:12:07 ID:oRPruej00
しばらく進むと、道路の舗装がなくなりました。 道路は自転車2台が並行して走るのが精一杯の広さで
両脇にはシダ植物がせりだしていて、時おり私の頬にふれます。
10分ほど進んだときでした。急に視界が開け大きな広場のような場所に出ました。
そこには車のタイヤを利用した遊具(木と木の間にロープがつるされていて
ターザンごっこが出来るような遊具)がありました。
「キャンプ場かな?ちょっと遊んでこうぜ」。私たちは広場に自転車を置き
とりあえず遊具で遊ぶことにしました。
キャンプ場といっても少なくとも5年は放置されているような荒れ具合で
広場は雑草が茂り、遊具のロープも擦り切れています。
男の子にとってはそのくらい荒れていたほうがワクワク感が増すものです。
私たちは30分ほど遊具で遊びました。
そのとき小便のため草むらの奥に行っていた友人が走って私たちの元に戻ってきて
興奮した顔でこう言いました。
「おい!あっちに小屋みたいなのがあるぞ!!」
251 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 19:27:41 ID:oRPruej00
私たちは好奇心を押さえきれず、すぐに小屋のあるほうへ向かいました。 小屋は木造平屋で、雨戸などが無く外から部屋の中が丸見えでした。
ところどころ床が抜けており、天上も抜け落ちている箇所があります。
築40年の廃屋と言ったところでしょうか。
恐る恐る小屋の中に入ると、見たこともない昭和の女優が表紙を飾る雑誌や
缶詰の空き缶などが散乱していました。
そのとき私は直感的に恐怖を感じました。なぜなら雑誌の古さに比べて
缶詰の食べ残しが新しいように感じたためです。生臭いにおいもします。
「やばくね?」私たちは全員恐怖を直感していたらしく、お互い逃げる準備をしました。
その時です、私たちが入ってきた方向から人の声がしました。「おがぁがが○×◆・・・・」
「わぁーーーー!!!」私たちは叫んで裏口のほうから逃げ出しました。
顔はほとんど見てませんが、白髪で長髪の女?が居たことだけははっきりわかりました。
私たちは自転車を置いてある広場まで跳んで逃げてきました。みんな息を切らしています。
「あれ、ショウジ(仮名)は?」誰かが言いました。
一緒に来ていたショウジ君がいません。おそらくは逃げ遅れたんだと思います。
抜けていた床に足を取られたのかもしれません。
しかし子供のころの私たちはとりあえず目の前の恐怖から逃げることで精一杯で
「後から来るだろ」「別の方向に逃げてやり過ごしてるだろう」
などと都合のいい解釈をして、ショウジ君を残して自転車でその場から逃げ出しました。
252 :本当にあった怖い名無し:2009/06/14(日) 19:32:32 ID:oRPruej00
次の日、学校に行くとショウジ君がいました。ちょっと怒っています。 話を聞くとこういう結末でした。
ショウジ君は私たちを驚かそうと悪ふざけをして落ちていたモップを頭に載せて
オバケの振りをしたのだそうです。
私たちはそれを老女と勘違いして、ショウジ君を置いて逃げてしまったわけです。
ちなみにショウジ君は私たちが逃げ帰った後、小屋でエロ本を見つけて何冊か
持ち帰ったとのことでした。その日の学校帰り、ショウジ君にエロ本を一冊分けてもらいました。
おしまい
コメント一覧
こいつは品川じゃないな
洒落怖に張られてたからじゃぬ?
てか缶詰めは何だったんでぃすか
あまりにも変色していたため全員が流木と勘違いして小一時間仲良く並んで座ってた