ちょっといい話
ある小さな町にジンという建築士がいた
彼は奥さんと3人の子供たちに囲まれてボロくて狭いアパートだったが幸せに暮らしていた
割と仕事には厳しい方で優しい一面も持つ彼は周りの人間から慕われていた
ある日のことジンは突然体調を崩してしまう
彼は大丈夫と言い張ったが一向に体調が回復しないので病院に行く事にした
医者から宣告されたのは 悪性の腫瘍が脳にまで転移して手の施し様が無い との事
彼はしばらく愕然としたが あとどのくらい生きられますか と聞いた
抗がん剤など使ったとしてももって3ヶ月でしょう・・・
わかりました 入院はしたくありません 薬だけお願いします
彼はそう言って病院を出た
帰るなり彼は部屋に閉じこもり3日間何かに集中していた
部屋を出るなり彼は おれの代わりに家族を守ってくれる頑丈な家を建てる と言い
一人で建材など全て手配し退職金で土地も購入した
当然彼一人で完成させるには少なくとも1年はかかってしまう
彼のひたむきさに心を打たれ事情を知った知り合いが次々に手伝わせてくれと名乗り出たが
すまない これはおれの手で家族に残してやりたいんだ と断った
点滴の管を通しても 雨が降っても彼は作業を止めなかった
しかし命のカウントダウンは終わりを告げていた
作業中に何度鼻血が出たか数え切れない
彼はもう限界だった
ついに恐れていた最期の時を迎える
内装までは手がまわらなかったもののほぼ家は完成したが
それを見届けるかの様に彼は家の前の地面に倒れこみ息をひきとっていた・・・
彼の手に握られていた家の設計図面に 彼の部屋は無かった
ある小さな町にジンという建築士がいた
彼は奥さんと3人の子供たちに囲まれてボロくて狭いアパートだったが幸せに暮らしていた
割と仕事には厳しい方で優しい一面も持つ彼は周りの人間から慕われていた
ある日のことジンは突然体調を崩してしまう
彼は大丈夫と言い張ったが一向に体調が回復しないので病院に行く事にした
医者から宣告されたのは 悪性の腫瘍が脳にまで転移して手の施し様が無い との事
彼はしばらく愕然としたが あとどのくらい生きられますか と聞いた
抗がん剤など使ったとしてももって3ヶ月でしょう・・・
わかりました 入院はしたくありません 薬だけお願いします
彼はそう言って病院を出た
帰るなり彼は部屋に閉じこもり3日間何かに集中していた
部屋を出るなり彼は おれの代わりに家族を守ってくれる頑丈な家を建てる と言い
一人で建材など全て手配し退職金で土地も購入した
当然彼一人で完成させるには少なくとも1年はかかってしまう
彼のひたむきさに心を打たれ事情を知った知り合いが次々に手伝わせてくれと名乗り出たが
すまない これはおれの手で家族に残してやりたいんだ と断った
点滴の管を通しても 雨が降っても彼は作業を止めなかった
しかし命のカウントダウンは終わりを告げていた
作業中に何度鼻血が出たか数え切れない
彼はもう限界だった
ついに恐れていた最期の時を迎える
内装までは手がまわらなかったもののほぼ家は完成したが
それを見届けるかの様に彼は家の前の地面に倒れこみ息をひきとっていた・・・
彼の手に握られていた家の設計図面に 彼の部屋は無かった
コメント一覧
ようやく完成にまでこぎつける
完成した家を隅々見て回る家族
ふと気付くとジンの姿が見えない
1階のリビングのソファに腰掛けているジンを見つけた家族は
「ありがとー!」とジンに後から抱きつく
するとジンの腕が力なくぶら下がった
もうすでにジンは力尽きていた
泣き崩れながらも感謝の言葉を繰り返す家族
ジンの顔はうっすらと微笑んでいた
て感じのがよかった
何言っとんだ君は(´・_ゝ・)
全力で審議請求する
なんかコナン思い出した
それは読点。
別に貴様に建てた訳じゃなかろう(´_ゝ`)
※15
それは濁点
ガン保険とかー、遺族年金とかー
脳に腫瘍ができるならともかく。
癌だったら脳には転移しないだろうし