954 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2006/03/31(金) 14:40:43 ID:tXX4K1eg
『私、メリーさん。今、一階のロビーにいるの…』『私、メリーさん。今、二階の踊り場にいるの…』
『私、メリーさん。今、三階の踊り場にいるの…フフフ…』
………
『わ、私…メリー、ハァ…さん。今、87階の、踊り場にいるの…ハァハァ』
律儀に階段を上り、それを一々報告しなければいけないというのも、妖怪ゆえの悲しい性(さが)だ。
『わ、あ、あたし、メリー…さんっ。ハァ、今は…88階にィッ…る、の』
私が今座っている場所は、上海に建つ超々高層ビルディングの147階居住フロアである。
あと60階近くも残っているのにへたばっている様では、100を前に倒れこむだろう。
『や、あ、たし、メリーさ…んぅっ! い、いあ…89…ちょっと、うう!
やあ、おしっ…もうだめぇ、出して、ここ開けてぇ! も、もれ、あ…いあああああ!
あ、あ、だめぇ! 切って、今すぐ電話切ってぇ! 聞かない…でぇぇっ…』
何だ、やけに息切れしていると思ったらそういうことだったのか。妖怪にも「そんなこと」があるとは初耳だ。
50階から126階まではオフィスフロアがひしめき、非常階段のドアはセキュリティ上の都合で
非常時以外は開かないようになっている。駆け下りるにも駆け上がるにも行かず、さぞや苦悶したことだろう。
しかし、不本意な形ながら障害を排除し、恥辱に燃えるメリーさんが残りの階段を駆け上がってこないとも限らない。
そうなる前に、私は屋上のヘリポートへ向かうことにした。
コメント一覧
疲れてるのかな
自分が切れよ・・・
お前が電話切れよと
※5
お前ら結婚しろ
メリーさんを応援したくなった。
お前らはわかっとらん!
ぜんっぜんわかっとらん!!
嫉妬すんな。仲人くらいはやらせてやる。
自分がどんだけ寒いこと書いてるのか一度よく考えたほうがいい
本当に恥ずかしいよ
本当に恥ずかしいのはお前
笑
こいつ……出来る……
・身長140cmくらい
・腰までのストレートロングの白い髪
・彩度の低い色のワンピース
・最初の方の冷静な電話のときはちょっと乾燥気味の血色の悪い顔
・途中から張りの良いすべすべな真っ白な肌を赤く染めた
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俺と気が合うとは、貴様さてはロリコンだな!?
ふぅ・・・