据え膳食わぬは男の恥についたコメント

2  名前::2018/07/09(月) 19:14:25  ID:SSW3ithR PCからの投稿
箸がまっすぐ突き立てられた……というところで死者をイメージ。
山中にいきなりどんぶり飯!というビジュアルの妙が話の肝だが、
それによる話の展開にひねりが足らず、山男の汗臭さを思わせる
せまいテント内での全裸乱交や焚火を囲みながらの裸踊りもない。
最後の「喧しげな」という表現にたぶんもう会えない友への郷愁を
込めたつもりなのだろう、やかましい奴だった、楽しかった……と。
日大アメフト部の内田監督も、ヘタすると殺人タックルを命じた
汗臭い2年生を繋がっている男たちに指示して消したりなんかして、
あとになって「フィールドに喧しげな彼の気配を感じている」なんて
淋しそうな顔を装っていた可能性もあり、本当に彼が生きたままで
記者会見を行えてよかったよなあ。汗臭い山男たちに差し出される
得体の知れない飯……これは「栄光」が具現化されたものなんだと思う。
死者への膳のように箸が差されていたのは、栄光を求める者は常に
死と隣り合わせの危険にあるという暗示で。そして汗臭い男たちは、
栄光をひとり占めせず、分け合わなくてはならない。それに反した
尾久くんとやらは、ゆえに汗臭さの神から罰を受けたのだろうか。


尾久と言えば、『サザエさん』でめずらしく面白い話があった。朝、
会社に行こうとするマスオが玄関でサザエと大ゲンカ。泣くサザエ。
数時間後、マスオは会社の事務室で同僚から「奥さんからだよ」と
電話を取り継がれる。マスオはいきなり「もう怒ってないよ、フフフ、
愛してるんだもん」と、受話器に向かってラブラブ全開。その直後、
真っ赤になって「えっ、尾久さん!? 失礼しました!」。あれは
もしマスオが内田監督みたいな性格だったら成立しない漫画だ。
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