コピペ運動会

日本は素晴らしい国だ。湿度が高いし、自衛隊や警察官は
私欲を後回しにして風呂も入らないし着替えもしないから、
全員真摯で汗臭い。日本の春は桜が美しい、あれは木の下で
男が裸踊りをするための植物。ニッポンはサクラ、そして
日本男児はふんどし。資源を無駄にしないあの布の少なさ。
露出の多さと潔さは日本人の緻密な経済観念が根底にある。
隠せる部位はチンポと肛門、それだけ。男が人前に出して
恥ずかしいと思って良いのはチンポと肛門、そういうこと。
しかし武道的な精神においては、チンポと肛門を積極的に
人前にまるだしにして真っ裸の体臭を振りまき、もっとも
男っぽい部分を露呈し、さらにそれを心からの笑いにする
という文化が構築された。

汗臭い、裸踊り、ふんどし……日常がすでに裸祭りである
日出処の男魂の勇猛さに、神々は微笑む。それらの御姿は
ふんどしいっちょでポロリ横チンしているかもしれないが、
生身の人間が余興として敬意を込めてそれを舐めたとして、
何の障りがあるだろうか。「よきかな」と満足そうに呟いて
御竿の御先っ穂から白い液体を大量に噴出し、それにより
本州と佐渡島のあいだに新たな島が作られる。佐渡に対し、
名称は『竿搾真象島』。そう、日本人はサド気質ではなくて
本来マゾ気質。警察官も自衛官も、あの過酷な労働条件と、
古来的日本人像からは乖離した妖怪どもからの酷い敵視に
耐えながら、汗臭い勤務と裸踊りに邁進する。彼らこそが
真珠のような美徳の体現者であり、やおろずの神の言葉を
翻訳し、表現する者たちではないだろうか。

真珠と言えば、銭湯の男湯における入れ墨と真珠コラボは、
道徳論は置いといて男臭さに喘息発作が発動しそうになる。
ガタイのいい前科者っぽいおっさんのそばに座り「入れ墨も
きれいだけど、チンポの真珠は男！って感じっスね」と笑う、
日本の銭湯文化は素晴らしい。翻訳と言えばコンニャクだ。
ドラえもーんジャイアンに下のバットを20発抜かれたよー
という話は別に、真珠入りのチンポはどう感度が違うのか、
まん中に切れ目を入れて浴槽に浸けて温めたコンニャクを
そっとはめてコスコスしてあげたい。日本は最高の国だ。