コピペ運動会

たとえばさ、最近やたらと80年代、90年代のオムニバスCDが
発売されてるじゃん。だから昔の曲がいいってんじゃないけど、
とにかく音楽自体を心の拠り所にする風潮が昔のほうが今より
強かったってことじゃないかな。最近はスマホにしろ何にしろ
音楽を聴くための方法論が充実してて、何を聴くかじゃなくて
どう聴くかに意識が向かってることも大きいと思う。個人的に
斎藤由貴の『卒業』の完璧さ、やっぱ80年代前半から中盤あたり
邦楽の円熟期だった気はする……『昔』がよかったわけじゃない、
俺はB`zとかも好きじゃないし。間のダッシュが打ちにくくて。

安全地帯の『恋の予感』に比べて、いくら米津の『Mangou』が
心に染みても薄っぺらく聴こえるし、米津の『アンビリーバーズ』が
すごい名曲でも、俺にとってはスピッツの『ロビンサン』が永遠。
玉置浩二の『田園』『笑点』『セックスしてまーす』を聴いたなら、
やっぱ本物のアーティストってこれだよって思うけど、しょせん
実生活におけるノスタルジーとのアントレプレナーガバメンスだよ。
ただ、ノスタル爺の「昔はよかった」論に正当性を与えてしまう
AKB枕48手、作品ではなく商品です！いえゴミです！と胸を張る
根性の汚さは淘汰されてほしい。

松山千春や長渕剛がどれほど天才でも、いかにノスタル爺たちが
昔を称賛しようと、この２人を聴けば「人それぞれ」という概念の
万能さに誰もが思い当たる。ノスタル爺さんは清原を愛するけど、
あの男臭いチンポを舐めたい人間のクズは入れ墨に薬。今の若者は
薬やる度胸もないけどいい子！……結局それが「今昔論」なのかな。
コンニャクって言えば柔道部の１年生が全裸にさせられてチンポに
切れ目を空けたコンニャクをはめてスコスコ公開射精ってあるけど、
射精の恥ずかしさと使用後のコンニャクを全裸のまま食わされる屈辱、
ここのみんなはどっちがより快感？