コピペ運動会

けっこう「骨壺」の落とし物があるって言うけど、あれは
忘れないよね……ていうか、置き忘れするような外出先に
持って出ないよね。毒親は昔からいたけど、そいつらを
憎悪することは悪いことではないんだ！という考え方が
きちんと唱えられるようになり、どんな親でも親は親ぁ！
というエセ道徳論（加害者に都合のいい、弱者や良識人に
すべての犠牲をかぶせて押し潰す論法）が弱体化してきた
良き現代、今日も骨壺の「置き忘れ」がいくつも……

この子供はまず死の意味を理解してるだけでもえらいよ。
埋葬方法に関する知識不足はともかく、親の意向を訊く
という時点で悪い教育をされてもいない。85歳の父親は
「俺が死んだら懇意にしている墓石屋さんにまず連絡ね」と
毎日言ってるが、無縁仏にするつもり。ダメでも合同葬。
「自己責任」という言葉が大好きな父だから、実の子に
そういう扱いをされる「自己責任」を納得してくれるはず。

でもさ、寺尾玲子によると健全な霊魂はやっぱりちゃんと
お墓にいるみたいよ。千の風になってないし、光になって
畑に降りそそぐわけでもない。だからお墓の前で泣いたり
裸踊りしても実の両親はちゃんと見ててくれる。たとえば
俺もお墓に入ったら、その寺の男臭い68歳の小太り住職が
朝の日課でふんどしひとつで墓地を裸ランニングしたあと、
俺の墓石の前でふんどしをはずして「僧職なのでセンズリは
控えておりますゆえビンビンのギンギンです」と突き出して
先端から汁垂らしながら全裸ラジオ体操して、供えてある
線香を火がついたまま尿道に挿し込むセルフSMプレイとか
見せてくれるのかな。痛そうだから普通に射精してほしい
って生きてるうちに頼んでおかなきゃ。