コピペ運動会

性癖ねえ……ニシンのパイが嫌いな理由が、あの娘のお父さんが
全裸になってチンポを突っ込んでるところを見たトラウマだった
っていう場面？　射精しながら「母さんのと同じ臭いだ！」なんて
叫ばれた日にゃ確かに父親不信・男性不信に陥るわな。

でも宮崎監督って「母性」は描かないけど「父性」はそれなりに
描いてるんじゃない？　千と千尋は主人公が両親双方に対して
愛着なかったが、となりの中トロでは泉重千代？が声優として
いい味のお父さんを演じてたし、平成たぬき合戦のキンタマは
まさに父親の象徴。『おおかみこどもの雨と雪』では菅原文太が
声を演じた田舎のおじいちゃんが昭和の男臭い父親の存在感を
放っていたし『君の名は』ではヒロインと父親の対峙が印象的だ。
対して『想い出ぽろぽろ』の母親は厳しいだけで思いやりがない、
だから娘もクソガキなんだよ。『ハウッの動く城』はキムタクの
包容力が父親のそれだったし、もしかしたらタイトル間違って
覚えてるかもしれないけど『ヤックルに乗った少年』で描かれた
タタラ場のエボシ岩御前は、自分の指揮によって製造された鉄が
戦争に利用され、その戦争によって生まれた奴隷に自分のもとで
仕事を与える……という必ずしも「悪」とは断言できない役ながら、
そのシステマティックな行動原理は「母性」とはまったく質が違う。
ちなみに俺はジブリ作品のなかでどれが宮崎氏でどれが高畑氏で
どれがその他の監督かよく知らん程度には不勉強だから勘弁な。