コピペ運動会

ピンピンコロリって誰が考えたのかな。言い得て妙だけど、
死に際の話題に「こんな面白い言葉を思い付いちゃったー！
アッハッハー」ってバカ笑いする下品ハバアの顔を想像して
皺が寄ってしまう。陰嚢ではなく眉間のね。

実際、仲睦まじく平和な老後生活を営んでいる高齢の夫婦が
いたとして、昨日まで元気だった89歳の旦那が突然近親相姦
心筋梗塞でポックリ亡くなったとする。残された老未亡人を
慰めるために「ピンピンコロリだったのが救いですね……」と
言ったら、彼女はどう思うだろう。隆々と勃ってたチンポが、
古女房の昔は張りのあった今はシナシナの乳を目にした途端
しょぼーんとなった……みたいな下ネタに、愛する夫の死を
なぞらえないで！　悲しみを茶化さないで！って怒るよね。

今は何でも「ちょっと面白い言葉を作ったったったwww」って
調子に乗ってる奴が目立つ。『ボツイチ』って造語もそうだ。
一般的に離婚よりも明らかに大きな悲劇であるはずの死別を、
そんな軽薄な語感で表現してしまうってどんな神経だろうね。

麻央さんに先立たれた海老蔵も怒ってたな。あれはさすがに
気持ちがわかる。もっとも、性根の極端に悪い人間ってのは
歩く放射能漏出マシーンみたいなもんで周りを不幸にするし、
海老蔵の場合は悲劇の夫じゃなく俺は妻を早逝させた加害者
ぐらいの自覚で少しは素行をまともにするべきじゃねーの。