コピペ運動会

お父さんはわかってしまったんです。
自分の子どもたちが母親を殺したことを。

母さんの三回忌（僕たちが母を殺した日）、２人の姉と弟と僕は墓地へ向かっている（殺したので墓参りではない）。 
「父さん仕事で遅れるんですって」上の姉が言った「あら？おかしいわね昨日まで休みだって言っていたのに」下の姉が言った。
墓地に着き墓の周りを掃除していると弟がふざけてお墓によじ登りだした 「こら降りなさい！」僕が怒ると弟はすねてしまった。母が亡くなってから弟は悪さばかりして父の言うことしか聞かなくなった。（弟は僕たちが母を殺したと知っているから父の言うことしか聞かない） 
母が好きだった黄色い花（黄色い花は一部では「別れ」「嫉妬」など良い意味を持たない）、甘い物が好きだったのでハロウィン（悪霊を追い出す祭り）のチョコレートを供えた、先日上の姉が誕生日だった「母さんも一緒にお祝いしたがっているわ」と下の姉が言い出したのでロウソクはバースデー用のロウソク （お祝い用）を使った、弟がどこから見つけてきたのか四つ葉のクローバー（幸運）を持っていた。
そこへ遅れてきた父が現れた「遅れてすまない、道が混んで…これは一体 どう言う事だ！？」僕たちを見た父が叫んだ。（母の三回忌に悪霊払いのお菓子、母の死をお祝いするバースデー用のロウソクを見たから）「どうしたの父さん？」下の姉が心配そうに言った「お父さんこれあげるよ」弟が父にクローバーを渡した（クローバーは幸運という意味だが、父の死を望む子どもたちにとっての幸運は父が死ぬこと。つまり死ねという意味）「あぁ何て事だ、何て恐ろしい事だ…」（母を殺したのは子どもたちだと確信したから）父は叫びながら 頭を抱えて走って行った道路に飛び出た父は目の前でトラックに轢かれた。 
横で上の姉が笑っていた。（上の姉は父を殺すつもりだったから）下の姉はわんわん泣き出した。（下の姉は本当に父が死んでしまったから）弟は僕たちに 「また殺したの？」（前に母を殺したのは僕たちだと知っているから）と聞いてきた。
僕には何がなんだか解らなかった。（僕は自分たちが殺したことをわかっていないから）